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「初めての横須賀で一目惚れしたスカジャンとネイビーバーガー!」

「還暦の誕生日祝いに還暦スカジャンってあるみたいだけど、未空(みく)ちゃん、七海(なつみ)ちゃんと3人でプレゼントするってのは、どう?」
と妻の美香。どうやらネットで見つけたらしい。

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横浜・中華街で買った安物のスカジャンが破れたので新しいスカジャンを欲しいと密かに思っていたのだ。予算は55,000円だという。今まで持っていたスカジャンとはケタが違う。

服は通販サイトでは買わない。実際に見て袖を通してから買いたい派だ。そこでスカジャン発祥の地、横須賀・どぶ板通りを目指した。ネットで見つけた店に行ってみて、デザインを見ると、思っていた赤色とデザインされた龍がイメージしてたものと違う。俺らしくない。

「ここまで明るい赤じゃなくて、もう少し抑えた渋めの赤色で、逆にデザインはもう少し派手なほうが好みだ!」さらに注文を受けてから名前を入れて手渡しできるまで4ヵ月かかるという。
「来年の3月になってしまう。それはないな」とガッカリした。そこへ店長が、「3月くらいでスカジャン着るにはいい時期ですよ。完全オーダーになると10万円以上はしますよ」

そんな言葉にスッカリ買う気が失せた。12月17日の誕生日までにほしい、こっちの気持ちをまるで考えてない。

美香が「颯馬のオムツを替えたい!」と入った新しいビルで、ふとスカジャンが目に飛び込んできた。一目惚れ!テンションMAX。探してたのは、コレだよ!

美香に見せると、
「うん、いいんじゃない。派手だけど似合ってる!」

スカジャン1

デザインされてるのは中国の神話に由来する伝説の鳥、鳳凰(ほうおう)。中国の不死鳥を意味するらしい。
「人生、60歳からだよ!」って思っていた俺にピッタリのデザイン。

いつも通りMサイズに腕を通すと、キツい。コロナ太りして7kgも体重が増えて、初めてLサイズを購入した。

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ランチは「どぶ板通り」で一際目立つ行列のできていた店。横須賀ネイビーバーガー「TSUNAMI」

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一番人気のジョージワシントンバーガーを注文して正解。NYでボリューミーなバーガーを食べたのを思い出した。

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2Fに上がると純和風な畳部屋。ちょっとアメリカンなバーガーとミスマッチ感がいい。まるで実家へ帰ったかのような落ち着いた雰囲気なのだ。

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颯馬(ふうま)も家のようにはしゃぐ。アクリルボード越しに伝票を電話のように持って「もしもし」なんてやっている。きっと、こういう何気ないシーンを忘れないんだろうな。

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これから家族であちこち出かけて思い出のワンシーンをたくさんつくっていこう。なんと、ミニカーが大好きな息子2歳の誕生日には、お祖母ちゃんからホンモノの車、中古のHONDAフリードをプレゼントされたのだ。なんとシートは本革張りでフロントグリルもオプション装着車!息子が生まれてから美香ママ(お義母さん)のぶっ飛びぶりに圧倒される日々。

明日11日(土)明後日12日(日)は久しぶりの家族で新宿御苑にいく。息子に多くの仲間と会ってほしいな。娘たちも、幼少時代から「地球探検隊」のイベントに参加してきたから。

 あなたにとって居心地のいい場所は、
 まわりの人があなたに何をしてくれるかによってじゃなくて、
 あなたがまわりの人のために何をするかによって
 決まるの。家も、学校も、職場も、全部同じね。
  「「また、必ず会おう」と誰もが言った」喜多川 泰、サンマーク出版



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