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「こんな状況でもチャレンジして、前を向く! 小澤清和」

キヨこと小澤清和さんは長野県松本市にあるお洒落なゲストハウス、宿とサウナとジェラート「tabi-shiro」オーナー。

「tabi-shiro」は、なんとJR松本駅から徒歩11分という好立地にある。ゲストは外国人が4割、日本人が6割という。

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キヨは旅行会社勤務時代、俺が14年前に出版した「感動が共感に変わる!」を読んでいて、旅フェス「旅祭」で高橋歩と俺のコラボトークを聞いて「地球探検隊」出展ブースでリアルでも会っていた。それがキヨとの出会い。そして、中村あっちゃん(中村あつよしさん)が今年4月開校予定の「暮らしの藝術大学」呼びかけ人の中にいたキヨと去年10月ZOOMで再会したのだ。

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中高、野球部だった彼は「移動が好き」が転じて「旅好き」になった。コレ、俺も一緒。旅をすればするほど、「やる気があるから動くんじゃなくて、動くからやる気になる!」を実感しているからだ。家で横になってると一日中ダラダラ過ごしてしまうが、歩いたり、自転車に乗ったり、バイクに乗ったりして風景が移動するだけでテンションは上がる。

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キヨが初めて添乗員を見て、「添乗員って毎日、旅行しているんだ!こんな仕事があるのか!?」と憧れた。

大学時代、当時流行ったアジアを拠点に安い航空券を買って世界へ旅することをキヨはタイ・バンコクを拠点に世界を旅するようになった。いわゆるバックパッカーを経験してから旅行会社に入社したのがいい。なぜって、旅行会社勤務でも好きな旅には行かせてもらえないからだ。離職率の高い現実と理想のギャップに悩みながらも8年間、勤務した。8年も続けられたのは、会社ではなく自分にお客さんがついている実感があったからだ。キヨは大手量販店で安心・安全第一の「旅行」を販売・添乗し、自由な「旅」に休息を求めた。制限された枠の中で、最大限できる自由を探求した。

海外赴任の仕事がしたいと全く興味のなかった自動車部品の会社に転職すると、「入社2日目で辞めたい!」と思ったが3年勤めた。「『つまらない!』と思ったからこそ「自分の好きな事って何だろう?と自分と向き合う時間をつくれた」と、常に前向きな思考のキヨ。

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そんな「つまらない」と思う日々、高橋歩講演会を主催した彼は歩に相談する。
「ゲストハウスやりたいんですけど・・・」
すると歩に「やってから言えよ。やってもないのに報告しなくていいから。やりたきゃ、やりゃーいいじゃん!」と言われ会社を辞める決心をした。自分の生まれた長野県松本市でゲストハウスをやりたかっキヨは物件探しに1年かける。ネットでも不動産屋でも良い物件は見つからない。空家を見つけて苦労して大家さんを見つけ、空間デザイナーの友人にデザインを依頼、重要な安全面をプロの大工さんに頼み、できることはほぼ自分たちでリフォームした。通常のリフォーム工事は2、3ヵ月のところ、半年かかって周りに「松本のサグラダファミリア」と言われた。でも、時間をかけたことで「tabi-shiro」にはキヨ、奥さん、仲間の想いや愛情が沁み込んでると思う。

そして、「暮らしの藝術大学」中村あっちゃん(中村あつよしさん)と出会う。33歳のキヨは2泊3日の開業合宿に参加してゲストハウスの経営を学ぶ。奥さんと一緒に「どういう人に来てもらいたいか?こういう人が来たら楽しいね」を共有したのがいいと思う。

結婚は旅行会社時代の29歳の時。今、39歳のキヨには9歳の長男と4歳の長女がいる。一人目が生まれた時、夜帰宅すると子供の寝顔を見て「このままでいいのか?」自問自答する。そんな中、小学校の時、野球部の監督だった人が亡くなった。キヨのいうように身近な人の「死」だったり、子どもが産まれたり、「死」と「生」は人生の転機になる。「死」を考えることは「生」を考えること。長男が年少さんになった頃から、息子と男2人旅をしているという。単純に「それ、いいな」と思った。俺が親父と出来なかったことだから。「家族3人旅もいいけど、息子と男2人旅もいい。それ、やりたかったことかも」って思えた。だから、俺も息子と男2人旅、やっていこうと思う。

「あと2ヵ月持つのか?」ゲストハウス「tabi-shiro」の客足が途絶え経営危機を迎えた去年3月、キヨはフィンランド式・男女2人で入れる完全貸切サウナを、奥さんはサウナ後のジェラートを販売・カフェも併設する。夫婦揃って「スキ」を追求し、それに勝負を賭けた。その結果はいかに?そして、キヨのこれからやっていきたい事とは・・・

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そんなキヨとの対談、フォローして聴いてほしい。

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 「ずっと友達だよ」と
 言うかわりに、みんなで旅にでた。
 (石田文子さん 青春18きっぷ/ JRグループ)

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