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「自分のマインドを信じる旅 富田裕子」

昨日の「トレックアメリカ社、48年目の倒産!」の投稿に、Facebookではコメントが止まらない。25年前、20年前、10年前に参加した隊員からもコメントがある。俺にとって「一番の旅」は、隊員たちにとっても「人生で一番の旅」だったことがわかった。

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新著「ようこそドラマチックジャーニーへ」に数行だけ登場する隊員ゆうこ。ゆうこが参加したのは2015年9月19日~9月27日までトレックアメリカのグランドサークルの旅を日本人で貸切した「大人の修学旅行」、『グランドキャニオンを谷底から見上げる !!』。

5年前、唯一の学生参加者で22歳だった。後にも先にも同行した俺以外、参加者全員女性という特別な旅。

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「今まで行った中で一番よかったんじゃないか、一番行った甲斐があったんじゃないか」って帰国後、写真を見せながら家族と話したらしい。

楽天ブックスに女子として最初に新著のレビューを書き込みしてくれたのが隊員ゆうこ

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あの旅で感じたマインドを活かして、どんなに環境が変わっても、歳を重ねても、ゆうこは、きっと、自分の人生の舵をとっていくと思えた。本を書いた目的は、ゆうこのように自分の中で咀嚼して自問自答して、自分らしい人生を歩むきっかけをつくったり、本を通じて、こういう対話をしたかったんだと思えた。ゆうこ、ありがとう。

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今、一児の母となった隊員ゆうこと当時の旅の思い出を語った。
日本人同士で行く旅なのに、家族に「英語話せないのに大丈夫!」って言われたこと、「初めての一人旅」で飛行機の乗り換えさえ不安だったこと、妹に、「お姉ちゃん、民族(ネイティブアメリカン・ナバホ族)と暮らすらしいよ」って言われたこと 笑、グランドキャニオン・20kmトレッキングでバテた隊員のリュックを持って、最後尾を隊員と歩いてた俺が、ツアーリーダーにメッセージ伝える役割をゆうこに託した時、一個のリンゴがどれだけ前に進む力になったのか?トレッキングをする世界中からやってきたトレッカーたちに励まされたこと、アウトドア・ギアや旅ファッション、新調したのがキャリーケースだけだったこと、自炊したキャンプ飯に至るまで、細かな話もできて俺の知らなかったことも多くて、話してて楽しかった。

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なんと言っても、27歳になる隊員ゆうこの娘と、59歳になる俺の息子が同級生という不思議な現実!?

あの旅を終えた時の「これからは、なんでも、できそう!」って感覚を取り戻したいって放送で話してたけど、唯一の学生参加者で、あれだけ歳の離れたメンバーたちと上手くやれたのは、みんなが受け入れたこともあるけど、ゆうこが自然体だったからだよ。あんなに人生の先輩ばかりの女性たちに囲まれて旅を楽しめたのは、ゆうこの才能だよ。だから、子育てしてて、普通のママが感じる「どうしよう!?」ってメーターが低いんだと思う。確実に、あの旅での経験が今に活きてるって思った。子育て以上に大変な仕事なんてないよ。それを難なくやれてるゆうこは、これからも何があっても大丈夫だよ。この世は絶えず変化し続ける。それがわかって、対談して本当に良かったって思えた。

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今度は、一人旅じゃなくて、家族で一緒に旅しよう、ゆうこ。新たな夢に乾杯!

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この世で変わらないのは、
変わるということだけだ。
ジョナサン・スウィフト「ガリヴァー旅行記」の作家


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