「59歳の育児日記。息子、保育園休んで病院へ」
昨日は「慣らし保育」中の保育園を休んで横浜市立市民病院へ。4月1日に眉毛を3針縫う大怪我をした息子、颯馬（ふうま）の抜糸のためだ。
「もう大丈夫ですね！あとは乾燥肌っぽいので保湿を心がけてください！」
抜糸はすぐに終わったが、その姿を見てカァーって目頭熱くなって涙が溢れそうだった。縫う時、「お父さん、お母さん、外で待っていてください」と言われた意味がわかった。
恐怖でギャン泣きして暴れる息子をバスタオルで手足を巻いて固定し、その上にネットを被せて頭と足首を看護師が押さえて抜糸されたからだ。
この7日間、夜中、添い寝している颯馬がちょっと声を出す度に美香は起きてしまい、
「えっ、へっ、ふうま大丈夫？」
その驚いた声に隣で寝ている俺も起きてしまい、次女、七海（なつみ）の病気も気になってダブルパンチで睡眠不足だ。美香は良く眠れないほど罪悪感で自分を責めている。「ちょっと目を離した隙に！」って。ふうま、親ってそういうものだ。子の苦しみ、痛みは、そのまま苦痛に、子の喜びは、そのまま歓喜に！
そんな中、隊員かよがFacebookに温かいコメントを書き込んでくれた。かよの言葉はいつも愛に溢れている。男の子を育てる先輩ママからのアドバイスは心に刺さるね。俺はすでに成人した娘2人を育て上げてても、女の子と男の子はまったく違う。
颯馬くん、入園おめでとうございます
それにしても大変でしたね麻酔無しで3針も縫うなんて…でも今は元気そうで安心しました。
うちも色々やらかして、救急車乗ったり、縫ったりもしてます。でも懲りずにまた怪我してきます。
子どもの叫び声は心を抉られますよね。もっと気をつけていれば、とか、ご自身を責めることもあるかと思いますが、隊長や美香さんのせいではないですよ。今後に向けて改善は必要ですが、ご自身を責めてても何にもならないですからね〜。隊長も美香さんも、ご自身の子どもの頃の怪我、ご両親のせいだなんて思ってないでしょう？
24時間片時もずっと目を離さないなんて無理だし、広々して物がないところで育てるなんてよっぽどの金持ちか田舎じゃないと無理だし、そんな安全過ぎるところで育てるのも別の意味で心配。
怪我の痕が残ったとしても、元気な証拠です。私はある意味、自分の息子の怪我の痕は勲章だと思ってますよ。
かよ
病院から一歩出ると、颯馬は、この笑顔。
「よく頑張ったね、ふうま。何されるかわからなくて怖かったね。」
即断即決して、すぐにERで縫ったことが良かったのだと思う。傷口は綺麗にふさがっていた。
不測の事態が起きた時に、いつも思っていることが行動に出ると思う。
「起きてしまったことは仕方ない。今できるベストを尽す！」いつも旅で起こるハプニングに、20年以上、対応してきた経験が、実生活でも活かされている。
それに、息子が寝た後、深夜に毎日、手を当てた。
俺、母方のおばあちゃんから、「気功」のような不思議な力を受け継いだみたいで、医師に「傷が残る」と言われたけど、ほとんど残らないようにハンドパワーで治してみたいと思ったからだ。家族にしか「気功治療」の能力を使ったことないけど、少しは効果があったように思う。
20歳で俺を産んだ、おふくろが書いた育児日記を見ると、3歳の誕生日直前、妹をかばうように石油ストーブの上にあったヤカンのお湯を全身に浴びて死にそうになったことがあったらしい。自筆の育児日記から20代前半、若かった母が何を思い、どう動いたが手に取るようにわかって愛情を感じられる。
俺の全身火傷にパニックのおふくろ、おばあちゃんは、すぐにシンクで服を脱がせて冷水を浴びせた。服を脱がす度に俺の肌はめくれたが、右腕に少しだけ火傷の跡が残っただけで済んだ。おばあちゃんの応急処置が良かったのだと思うが、その後も、きっと、おばあちゃんが手当をして「気」をおくってくれたと信じている。
眉毛を怪我する子って多いみたいだ。毛がはえてこないらしい・・・颯馬はヤンチャな子で、1歳5ヵ月にして流血は3回目。椅子から落ちて口を切ったのが1回目、そして同じく椅子から落ちて頭から出血したのが2回目、3回目の今回は3針縫う眉毛だ。いつも、「目でなくて良かった！」って思う。いつも息子にはハラハラドキドキされっぱなしだが、大きな傷が残らなくて良かった。
息子の抜糸祝い？に、新発売のコレで乾杯！
泡がきめ細やかで生ビールみたいだ。これからの宅飲みは、コレで決まりか？俺、ビールはSAPPORO派なんだけどね。笑
これからもずっと
「あなたの望んでる通りになって」
とは祈れないけれど、
「あなたにとって
一番幸せな方へゆくように」
と祈っています。
幸せという字は、
辛いという字の上に
ついてるちょっぴりの点を
十という字に変えると
幸せになるんです。
十分辛くて初めて
人は幸せになるんです。
くじけないでがんばってください。
中島みゆき
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