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【活動内容】生産者に代わって営業

何者かはお伝えしたので、「何をしてるか?」です。
ホームにある通り、「ワインを今より身近にする」ことを
使命として、人生の後半戦を過ごしていこうと思っています。

飲食店勤務時代(今でもしていますが…)から、
無理やり休み希望を出して、葡萄畑へお邪魔していました。
コロナ前のレストランで働くソムリエは、
馬車馬のように働き、「売上少ない!」とドヤされ、
家族より長く過ごす仲間とギスギスしながら働く毎日。
そんな時に、広ーい空と綺麗な空気の中、
ワインになるであろう葡萄の木と戯れるのは、最高の癒し・・・

受け入れていただける生産者様とも出会え、
甘えに甘えて、毎年、お邪魔させていただいています。
全ての作業が新鮮で「こうやってワインができるんだぁ!」と
社会科見学に行く小学生みたいでした。
畑作業や醸造、土壌や気候、ローカルな質問まで答えていただけるのですが
私のはしゃいでる気持ちに、引っ掻くような感触を与えるのは、
「苦労話」です。

1年間、葡萄の木を育て、収穫し、醸造する。
そんな単純な話ではありません。

葡萄を植えられる畑を見つけて、農業として認めてもらい、
畑を借りるか、購入し、その地域にどんな品種が合うか考え、
広い畑を耕し、なんとか手に入れた苗木を植えて、
3年間、副業しながら生計立てつつ葡萄の実がなり、
自社か委託でワインを醸造し瓶に詰めて出荷できる状況になる。
もっと、もっと、大変な工程があると思います。

「そのワインが順調に売れる!」
保証はありません。
3〜4年かけて出来たワインを試飲してもらい、売り込んで、
気に入ってもらえれば売れて、収入になる。

こんなに苦労して世に出てきたワインを、
「これいいねぇ!」「これイマイチ...」なんて東京で仕事してた自分が、
本当に、くだらない人間としか思えなくなった時があったんです。
そんな時に、未知なるウイルスが世界をひっくり返し始めます。
飲食業にとって厳しい時期のスタートです…

「何ができるかなぁ〜」と、悶々としていた時に、連絡が入ります。

相手:「掃除の仕方、教えてほしいんだよね〜」
中村:「???」

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