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心から腑に落ちる教育
今日何気なくTikTokを見ていると福岡第一高校の井手口監督が中学生相手にバスケットクリニックをしている動画と出会った。
それが目から鱗でガードが敵陣に入った時、ボールをサイドにいる子に捌いてガードはどこに流れていった方が有効かという内容。
パスを出したガードはそのままパスを出したサイドの子の方のコーナーに向かうとパスをもらった子に大きなスペースができるということだったのだが25歳まで現役でバスケをしていた僕はそれを一度も聞いたことがなかった。
なるほど!!と唸ったのだがこのアハ体験を学生に与えることはとても大事なように思う。
私の学生時代の話になるのだがバスケットマンだった私のスタイルはシュータータイプ。ボールを持つとどこからでもシュートを打ちたくなるタイプのしかもガードだった。
高校生までボールを人より持ちすぎることもあったのでパスを捌け!とよく怒られていたが最終的にシュートを決めればいいという独自理論で気にしていなかった。
が、大学に入った時にチームに外国人がいたことや周りのレベルの高さに自分の個人技がまったく通用しなかったことで僕はピックアンドロールを覚えたりとにかくスクリーンを利用して隙を作ったりパスを有効的に捌くことでノーマークを作るプレイに変わっていった。
当たり前じゃん。
普通にスポーツをやってる人ならそう思うかもしれないが僕はこの大学時代に得た考え方を中学や高校生の頃に知ってたらどんだけスマートなバスケット人生になっていたんだろうと思う。
指導者のせいにするわけではないがプレイヤーが心から腑に落ちる言い回しをしなければいけないと大人になった今は思う。
例えば、ボールを持ちすぎる子にはスペインサッカーのパス連携を見せて「こういう流れでオシャレにノーマーク作れたらいいな」とか言ってくれるとなるほど!!とアハ体験していたかもしれない。
この心から腑に落ちる体験を学生時代から沢山起こればもっと有意義な学生時代だったと思っている人は多いと思う。今の脳みそで学生時代に戻りたい的な。
いや、僕自身、習ったけど印象になかっただけなのかもしれない。
今の子はNBAを月額1000円で観れたり、色んなプラットフォームで多くの戦術やスキルを学ぶことができる。
だからこそ指導者の役割は足りない所をいかに気づかせ腹落ちさせて練習に組み込むか…
なのかもしれん。
起業家の今の僕にもなんか腹落ちした想起でした。
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