ちゃんとした子どもって。
2学期が終わり、娘が通信簿を持って帰ってきた。
何気なく開いて見ると、なんと、オール5ではないか。
生まれて初めて見た、オール5の通信簿。
いやぁ、驚いた。オール5って、学年で何人いるんだろう。
改めて、学校の成績について、考える機会になる。
学校の成績が良いということは、学校で教えられたことを、
ちゃんと理解して、ちゃんと覚えて、ちゃんとテストで解けて、
ちゃんと先生の言うことも聞くという、いわば「ちゃんとした」
子どもの証明みたいなものだろうか。
ちゃんとした子どもをつくるプログラムが学校。
ちゃんとしてない子どもは、どこか生きづらさを感じる。
ちゃんとした子どもは、先生から褒められ、良い成績を取り、
クラスの中でも、それなりの評価と立場を得ることができる。
ちゃんとした子どもが優秀かと言うと、この判断は難しい。
言われたことをちゃんとすることは間違いないとしても、
一般的に社会で期待される優秀さと一致するかどうかは別問題かもしれない。
学校の成績が良い子どもは、周りの人からも期待され、そして、
ちゃんとそれに応えようとするでしょう。
ちゃんとしているから、いい加減なことはできないかもしれない。
ただ、社会で起こる出来事は、ちゃんとしたからと言って、
必ずしも成果になるとは限らない。上手くいく時もあれば、
全く報われないこともある。
そんなことも、ちゃんと理解しておかないといけないだろう。
ちゃんとした子どもも、やりたいこと、強い興味関心があった方が良い。
どうしても、ちゃんとしようと思う故に、全部のことにちゃんと向き合う。
一点集中的に深掘ることから遠ざかるかもしれない。
これから大人になる過程で、夢中になってやれることを見つけてほしい。
模範解答にたどり着く様な勉強から卒業して、没頭できるものに出会えるといい。
答えがないからこそ、楽しいものもたくさんあるのだから。
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