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【がっしゃん】

 いやぁ〜今日は寒かった。さすがにこの寒さではストーブにスイッチを入れなければならないほどでした。

 さて今日は事務所にお客様がいらっしゃいました。毎年卒園証書を書いてくださっている習字の先生です。野暮用で幼稚園に来てくださったのですが、園児の遊ぶ様子にとても感心されていました。

 習字の先生がいらしたときはまだ雨も降っておらず、少し寒いけれどお友達がお庭で遊んでいる時でした。滑り台で遊ぶお友達や、朝方たかちてんていが掃き集めた落ち葉にダイビングするお友達。お庭で元気に遊ぶお友達をみて「私は歳をとったのかなぁ?子どもがあんなに元気に遊ぶのを見ているとつい『危ない!』ってやめさせてしまうんだなぁ」なんて。そして『昔はこうして子ども達が遊んでいたっけなぁ』なんて目を細めていらっしゃいました。

 さらに、この寒さで事務所兼図書室で遊ぶお友達も沢山。にぎやかに遊ぶお友達にたかちてんていが「お客様が来ているんだから静かに遊びなさいよ」なんて声をかけると「は〜い」なんて返事をするお友達。「この子ども達にもクラスあるんですよね?」なんていう習字の先生の質問に「ばら組さんの人手あげて!」「は〜い!」「きく組さんの人?」「は〜い」「つくし組さ〜ん?!」「はいは〜い!」なんてきちんと返事をしてくれたお友達。そんなクラスも学年の違うお友達が一同に集っている図書室をみて『たいしたもんだなぁ』また目を細めて子ども達に目をやる習字の先生なのでした。

 でもね、事務所で遊ぶお友達は静かに遊んでいるんだけど、習字の先生と話していると「がっしゃーん!」ってとてつもない音が…。図書室のテーブルの上で積み木を積み重ね、失敗して崩れ落ちる音が…。またこの音が大きい。お友達は手で口をふさぎ大きな声を出さないよう「(くっくっく)」なんて笑いをこらえているのですが、積み木の崩れる音だけはとめようがありません。

 習字の先生とたかちてんていが話しをする間後ろの方では「がっしゃーん」「がっしゃーん」って積み木が崩れる音が鳴るのでした。でも、習字の先生も元気に遊ぶお友達をみて、すっかりパワーをもらって帰っていったみたいですよ!
【2005.1114】

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