幼稚園の最年少、満3歳のお友達に「たかちてんてー」と呼ばれてる、剣道7段のコワオモテの園長が書き溜めていた幼稚園生活の記録。砂場に埋もれてしまって忘れられたスコップのように、今まで書き溜めてきた幼稚園生活の記憶が、このまま埋もれたままじゃかわいそう。 noteを読んで、 🔸皆さまの子ども時代を思い出してもらえたら… 🔸お子さんが幼稚園を卒園した皆さまは、在園時の幼稚園生活を思い出してもらえたら… 🔸幼稚園の時の担任の先生を思い出してくれたら… 🔸幼稚園時代のお友達を思い出し
【2006.06.12】 先日の話。その日はお庭も晴れていて絶好の外遊びの日。お友達は一斉にお庭に出て、朝のお集まりの前の自由時間を満喫しております。この時間のお友達はとても良い表情!目はランランと輝き、幼稚園の教育方針「見えないところ」が著しく成長している時間です。そんなお庭で年少さんの大きな泣き声がしました。「ん?」ってそちらを見るとスコップをもったお友達と、手を押さえてワンワン泣いているお友達がおります。なんだなんだ?とお友達の方に向かっていくと、なんだかスコップを持っ
【2006.06.01】 今日は6月1日。季節も春から「初夏」になりました。そして初夏らしく今日は清々しく晴れた1日でしたね。さらに今日は日記の題材が沢山あります。なにを書こうか迷ってしまうくらいです。 園を見学しに来られた未入園児の保護者の方から「ここの日記読んでみたら?って現役の保護者の方に言われたんですよぅ〜。面白いみたいですね」なんて嬉しい言われたり、衣替えらしく麦わら帽子で登園してきたお友達の表情もなかなかいい題材です。年長組の男の子がちょっと上目遣いで「サッカー
【2006.0520】 今朝起きてみると雨。「あ〜今日は小学校の運動会無理だなぁ…」って思っていたのですが、運動会開催を知らせる花火がドッカンドッカンあがったのです。なぬぅ〜ん、この雨の中やるのかぁ?って空を見上げながら出勤すると、なんとピタっと雨が上がったではありませんか! ということで、毎年恒例。小学校の運動会巡りです。市内5つの小学校にたかちてんていのでかい顔を出してきました。 たかちてんていが、各小学校の受付に顔を出すと「あら、たかちてんてい…」と元保護者で現役小
【2006.05.15】年長組の男の子の間では既にサッカーが流行始めました。1年生になった昨年の年長さんと一緒に真混じっていた年中さんが、心おきなくサッカーに没頭できる環境になったのです。だって、やっぱり年が一つ上のお兄さん達にはかなわなかったもの。 そんな年長さん、自由に使って良いことになっているボールが見あたらないと「ボールかしてくださーい!」って事務所にやってきます。「そこの使っていいよー!」とか「誰かがさっき持っていったよ!」なんて答えていたのですが、ここのところそ
【2006.0510】 事務所に浮かない顔でやってきた年少さん。たかちてんていは、丁度事務所の前のお庭にいたので、「うんしょうんしょ」って事務所に上がっていくそんな年少さんに声をかけました。「どうしたの?お庭で遊ばないの?」って。 すると年少さんは「はぁ〜」って大きなため息をつき引き続き「いいんだ。ボク疲れたんだ。もう遊べないや。もうダメなんだ」なんて本当に肩を落として事務所に上がっていきました。あまりの元気のなさにちょっと心配にもなったのですが、いつも元気いっぱい笑顔満杯
【2006.04.26】 あぁ〜今日は1日やる気がありません。こんなに天気が良くて、こんなに桜が綺麗に咲いていてもダメです。全然だめです。 なぜって?それはですねぇ、今年の年少さんにたかちてんていは大いに傷つかせられたのです。大抵の事では、ひるまないのですが、子どもの「率直で、素直で、正直な」言葉は時として大人をこんなにも傷つけるものかと、改めて感じた次第であります。もぅタチナオレナイカモシレナイ・・・ガク。 はいはい、何を言われたのか皆さん想像つきますね。そーです。3
【2006.04.11】 はいはーい、幼稚園2日目ですよー。お友達、特に新入園児のお友達はどんな2日目だったかな?生憎の雨模様の1日だったけど、楽しい幼稚園だったでしょうか? いやぁ、楽しい幼稚園じゃぁなかったお友達もいたはずですねぇ〜。だって今日は雨だもの。幼稚園ご自慢の広いお庭で遊べませんもの。「雨の日だって、教室で楽しく過ごせば楽しいじゃない!」ってそりゃそうですが、やっぱりお庭に出て遊ぶ新入児がいちゃったりするわけですよ。霧雨が降る園庭に出て、滑り台に君臨しているお
【2006.04.10】 さぁ!本格的に幼稚園が始まりました。たかちてんていが正門に仁王立ちをしつつ、「レレレのレー」って事務所の前にほうきを当てていると来ましたきました(^o^)新入児及び進級児のお友達が登園してきましたよ。 進級児はいつも通り元気ににこやかに門をくぐっていきます。たかちてんていにもいつもの通り挨拶をしてね(o^-')bそして新入児のお友達もやってきましたよぅ〜。真新しいカバンにちょっと大きめの制服。緊張したおももちで正門をくぐり、進級児のお兄さんお姉さん
カウントダウンが始まりました。年長児の卒園式まで残りわずかになり、お友達も「幼稚園に来るのはあと○日しかないんだぁ」なんてうれしそうにわざわざ言いに来たりしてます。この「うれしそうに」というのが、なんとも複雑です。 この3年あるいは2年、手塩にかけて育ててきた年長さん。ハッキリ言って手放したくないです。このまま幼稚園にいて、たかちてんていのお尻にカンチョー決めたり、そんなことをして威嚇ビームを発射されたり…。 「たかちてんてい、サッカーしようよ!」 「たかちてんてい、○君
待ちに待ったサッカー大会。特に男の子が燃えに燃えるサッカー大会です。年中さんの大会が火曜日に行われましたが、年長さんともなると、闘志が違います。「絶対に勝ってやる!」という意気込み満々で毎年すばらしい試合を見せてくれます。 その意気込みも頷けるほどの実力揃い。お庭には必ずサッカーボールを持ってでてきて、仲間と一緒にサッカーを楽しんでいました。またその意欲に身体もついてくるし、ドリブルも、パスも完璧。 さてさて、年長児男の子のサッカーの試合は期待を裏切りませんでした。均衡す
縄跳び大会が終わりましたが、幼稚園内は空前の縄跳びブーム。朝登園すると、さっさと着替えを済ませ、お庭や外廊下に縄を持って出てきます。 そして今日は、正門前で門番をしているたかちてんていの所まで縄をもって駆けてくる女の子3人組(一人は年中さん)は自慢げに縄跳びを見せてくれます。1回跳び、2回跳び、片足跳び、綾跳び連続交差。二重跳びにまで挑戦しています。でも綾跳び、連続交差、二重跳びはまだまだ無理無理。そんな挑戦している女の子に「まだまだぁなぁ…」なんて腕組みをして言い放つと「
縄跳びって子どもにとってはとても難しいもの。ジャンプをするタイミング、縄を回す技術、リズム良く飛び続けるリズム感。どれが欠けても縄跳びを跳び続けることが出来ません。一生懸命に練習しても、数多く飛べないお友達は、この縄跳び大会をきっかけに縄跳びに打ち込み、ある時ふと縄跳びをするコツをつかんで、3回が10回に…10回が30回に……30回が50回に………と、跳べるようになるんです。 さてこの縄跳び大会に意欲的に取り組んでいる年長さんの女の子。多分学年の中では一番背が低く、笑顔のす
お庭につもってた雪がここのところの暖かさでほとんど解けて無くなりました。この雪は積もっているうちは綺麗でいいんだけど、解ける頃が一番やっかいです。そう、幼稚園のお庭を何日も何日もぐちゃぐちゃにしてしまうのです。 ぐちゃぐちゃのお庭で泥んこ遊びに興じるお友達もいますが、ほとんどのお友達は屋内で遊んでいます。ここがポイント「室内」ではなく「屋内」なのです。そうそう、外廊下などシューズでも歩ける場所で遊んでいるのです。最近流行なのは縄跳び。コンクリートの外廊下で、出来るようになっ
<ケンカのお話> 事務所にやってきた別々のクラスの年少さん。原因は分かりませんがなにやらもめているようです。二人のにらみ合いは、どちらも一歩も引かない状況に事務所にはピンと空気が張っている感じ。1学期のそれならすぐに「どうしたのだ?喧嘩しているのか?」と2人に詰め寄るたかちてんていですが、もう3学期、2ヶ月後には年中さんになる年少さんですもの。しばらく視界に入れつつ見て見ないふりをしておりました。 するともめ事がだんだんエスカレートし、にらみ合いも最高潮になってきたところで
最近年少さんときたらたかちてんていなんてお構いなし。つい、ついこの間までは「たかちてんてーー!!」なんて駆け寄ってきては太ももにしがみつき、柔らかいほっぺを「スリスリ」して「ママに会いたいの」とか「寂しくなっちゃった」とか「○君が混ぜてくれない」とか「赤いスコップじゃなきゃイヤだ」とか「もぅお集まり?」とか何かにつけてたかちてんていをあてにし、たかちてんていには「一目」おいていたというのに・・・。更に言えばたかちてんていはそんなお友達を「ひょい」と持ち上げ抱っこをしてあげたじ