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【回転ジャングルジム】

年少さんが一斉にお庭にでてきました.教室から出、外廊下に腰を下ろして小さなズックを履き、とびきりの笑顔でお庭を駆けてくる年少さんの表情は、年長さんのキラキラと輝く自信満々の笑顔とはちょっと違った愛らしい笑顔です。その笑顔につられたかちてんていも事務所から出ると、砂場へ駆けていくはずだったお友達が一斉に90度進行方向を転回し「たかちてんてー!!」なんて両手を広げてかけてくるんですから、でかい目がマッチ棒の様に細く成ってしまうのも仕方ありません。

 そんな年少さんを従えて、というわけでもないのですが、今日は回転ジャングルジムで遊びました。そうそう、あのクルクルと回るお庭の隅の方にある回転ジャングルジムです。一時期「Φ」こんな形の回転ジャングルジムは地面と遊具の接地面が少しずつ狭く成っていて危険だ!と全国の公園から一掃されたのですが、幼稚園のそれは「U」の字を逆さにしたようなジャングルジムなので安全なのです。

 そんな回転ジャングルジムはお友達に大人気。メリーゴーランドの様に回るとお友達の笑顔にも拍車がかかります。大抵担任の先生などと遊ぶときは、お友達は乗る係、先生は押す係に成ってしまうのですが、たかちてんていはそうではありません。一番先に回転ジャングルジムにしがみつき「はやくおせー!」なんて年少さんに言うのでした。最初は「やだー」なんてお尻を振る年少さんですが「はっはぁ〜ん。たかちてんていが重くて押せないのだな?そうだろそうだろ?」なんていうと「おせるもーん」なんて4,5人の年少さんが一斉に押し始めるのでした。

 「ぬおー早いなぁ、目が回る目が回る」なんて奇声を発しながら乗るたかちてんていに、年少さんも一生懸命にまします。それでも、6.7周もするとだんだんと遅くなってきて最後には停まっちゃいます。そしたら今度はたかちてんていが押す番「早くのれのれぇ〜い!出発だぞぅ!!」なんて言いカウントダウンの後に出発です。

 もちろん押す力はお友達の100倍。ジャングルジムもこ気味良く回転し、お友達のさらさらの髪の毛も風に吹かれて気持ちよさそうそれでも、やっぱりおぢさんににってしまったたかちてんていは4周もしたところで「あ”−ちかれたー交代こうたーい!」なんて年少さんを全員下ろしてまたジャングルジムにしがみつき「おせおせー!いけいけーー!!」なんて年少さんに押してもらうのでした。

 いやぁ、今日は遊園地に行ったみたいで、とても楽しかったなぁ!!
【2005.0620】

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