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『政治家は国民の代表であって、国民の偉い人ではない(キリッ』

どっかの芸人が政治家に対して随分と失礼な物言いを繰り返したらしくネット上では炎上しているようです。芸人と政治家が絡んでもろくなことにならないんじゃないかなぁってのが肌感覚なんですが・・・まぁ最近の流れなんですかね。

それはそれとして炎上した芸人をかばっているこちらの所属事務所の社長さん(芸人の奥さん)

こういう寝言を起きたままほざかれる方を時々お見受けするのですが、ちょっと正気をどこかにおやりになっていらっしゃるのでしょうか?

そのとおりですよ。政治家なんて「偉い」わけじゃない。ただの「国民の代表」ですよ。でもそれはその議員の後ろに「彼が代表する数万人の有権者」がいるってことでしてね。芸人は政治家個人じゃなくてその有権者につばをする覚悟を持つべきなんじゃないですかね。

わかりやすい例で言いますと、10年くらい前になりますかね、反日色の強い某国で例のごとく反日運動が激化してまして。よくあることですよね。よくあることですんでいればよかったのですが、そのときはよりにもよって大使公用車を襲うという輩が出たわけですよ。

普通の人は「大使」って言われてどんなイメージ持ちますか?外交官?キャリア?エリート?個人的にはそんなのはどーでもいいって感想ですね。大使ってのは外交官とかの公務員とか一官吏とかの区分を超えて、その「立場」がもはや国家レベルと言ってもいい存在なわけですよ。特命全権大使とは接受国における派遣国の代表であり代理人でありその国そのものと言っていい存在、わかりやすく言えば天皇陛下の代理人ですよ。ウィーン条約でもその身分が特に守られており、接受国にはその保護に対して特段の義務が課せられているわけです。(ちなみに特命全権大使は『認証官』(勅任官)であり、天皇陛下から直接お言葉をいただいて任地へ向かいます)

で、日本の大使が乗った車が襲われたってなるとどういうことになるか。当時の自民党の外交部会とかもう大荒れですよ。大激怒ですよ。大使の乗った車が襲われたということは我が国を侮辱し傷付けたに等しい行為、陛下が傷付けられたに等しい行為なんですから当然です。「かかる事態に至っては即刻大使を召還すべし!(国交断絶の何歩か手前)」との強硬派の意見もいたしかたないですね。そのときは接受国から遺憾の意が表明されたこともあり、なんとかなったんですが。
というか中の国とか韓の国とか、ナチュラルに大使館とか領事館に対して加害行為や攻撃的言動を繰り返してくるんですが、民度を疑われることにしかならないので本気でやめたほうがいいですよ。おたくらの国くらいですよ、そんな蛮族みたいなことしてるの。

前置きがいつものように長くなってしまいましたが、要するに「代表する」ってのはそれだけ重い立場なんですよ。決して軽んじられてはいけない。ないがしろにされてはいけないものなんです。与党の国会議員が、たかだか一公務員の乗った車がどうのこうので本気で激怒するんですよ。普通なら官僚トップの次官が乗った車が襲われたって「だから?」って言いますよ、彼らは。襲われた彼がただの公務員ではなく、「日本を代表する立場の公務員」だったから、その一点においてのみ自民党の外交部会の議員たちは激怒したんですよ。

で、どこぞの猿回し業の方、「国民を代表する」立場の人に対して、その顔に泥を塗る行為がなんですって?

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