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听写レビュー・预科专业汉语教程感想

※Twitterに載せたやーつと内容は同じです。保存用でnoteに焼き直してます。

これな

書籍情報 预科专业汉语教程 北京大学出版社 東方書店で4114円(税込)

激推しの一冊

なかむらは22日で終えましたが、普通なら50日くらいかな。
その名の通り、留学生が本科に入ってく前に預科で使う奴らしい。その辺は知らんので留学経験ある人に聞いてください。

永遠の中級者へ

 中級以降、「幅広くいろんな中国語に触れなさい」と言われても何から手をつけていいかわかんない、いきなりCCTVとか人民日報は馴染み薄いし、このレベルになると教科書少ないし…という人にお勧めしたい。

幅広い中国語へのゲートウェードラッグ

第一・二単元では中国の文学史や、中国の歴史の表面を概観してくれる。
これから中国語を「深めて」いくのに最低限知っておきたい内容がフワッと掬える。
(語学だけやってるなかむらみたいな人はそういうの知らないのよ)

 ※「概観」「フワっと」とは言いつつ、ちゃんとしてると思います。みんな大好き『中国語とはどのような言語か』(橋本陽介,2022,東方選書)P.48-50の「現代中国語への歩み」くらいをイメージしてもらえれば。

第三・四単元は各種事件や経済・社会について。ニュース見たり新聞読む時に使われがちな表現や語彙に触れられる。
逆にニュースとか新聞見るのに慣れてる人は、特に新しい視点等があるわけではないのでサラッと流せます。
(とはいえ、みんな政治系やほのぼのニュースは見ても、刑事事件みたいのはあんま見ないんじゃないかしら)

あとは、やっぱどうしても中国ドヤァ感があるのでちょっとモヤる。


トータルのイメージは昔あったクラシックのオムニバス盤”classical ever!”みたいな。
「興味があれば、ここから自分で掘り下げて行けば?」っていう、改めて入り口を用意してくれてる感じ。

贅沢言えば日本語訳(翻訳例として)や練習問題の模範解答があると、自分で学習を進めていけるんだけどなぁ…ということで日本語版が欲しい。(誰か作って)

繰り返す。なかむら激推し。

中検2級を取った、HSK6級を6割で取った、くらいの人は、まずこれをやってください

听写しないにしても、読むだけでもいい。

「ああここから先は、こういう中国語と付き合っていくのか」という、リスタートのつもりで。

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