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听写レビュー・陪你长大说国学 读书有次第/独立而不移


これな

※Twitterに載せたやーつと内容は同じです。保存用でnoteに再編集してます。


なかむらは2冊で66日かかりました。
普通にやったら180日くらいみていいし、たぶん普通の人にはできないです。
途中で折れると思います。間違っても听写しようとか思うな。

小学生でも知ってる偉人の逸話
・HSK6級6割/中検2級くらいを押さえて、さらに上を目指したいけど、何か中国語の良さげな読み物ないかな、くらいの人向け。

・たぶん元々は子供(小学校高学年くらい〜?)向けの読み物。中国人の子供と教師のやりとりを通して、中国の昔の人の物語から教訓を学んでいく。

・第1巻の读书有次第は昔の書物(六経等)、第2巻の独立而不易は中国の各時代の文官/武官の逸話とかが中心。

読み物・聴く物としては楽しい。
・中国の歴史や登場人物等、「中国人なら知ってるはずの大前提」が求められる。
我々はネット等で諸々検索して、へぇへぇ言いながら読むことになる。これが楽しい🤤その時歴史は動いたみたいな。

・主人公の成長(途中で声変わりするよ!)が楽しい。途中から教師に対しても自分の考えとかぶつけるようになる。

・主人公は賢いのにすぐ先生に事あるごとに相談しに行くから、先生鬱陶しくないかなって心配になる。

ここが❌
文法とか教えてくれるわけではない。
・当たり前ですけど、生词一覧も、もちろん訳文もないです。

音源とテキストが全く同じではない。
特に独立而不移の方は大きく異なることがあり、聞き取りにくい所がちょうど文字に起きてなかったりするので、听写は結構な胆力がないとキツい。


その他
・(声変わりはするけど)ずっと同じ子が読んでるのでマンネリ化する。

・主人公が唐突に歌い出すけどあんま気にしないで。音量注意。

・ちょっと所々説教くさい。けどまぁなんとなく腑におちるし、別に押し付けがましくもないから全然許せる。

・挿絵のクセが強い。ちょっとムカつく。

・これ読んだ後に中島敦の李陵を読むとヒャアってなる。たぶん、これから中国や中国語を学んでいく中で、それと同じことがいろんな場面で起こる(あの時のあれってこれか!みたいなこと)と思うとワクワクするね。

・预科专业汉语教程で中国の歴史にフワッと興味を持ったけど、歴史書を読むほどじゃない、でももうちょっといろいろ知りたい、くらいの人は読むといいよ。

・問題提起→故事→結論って構成。故事と結論の繋がりが無理矢理なときがある。

・後半になるにつれて話が長くなる。1課で20分超えとか。

結論
普通の人は听写してはいけない。折れる。
この本は聴くものであり、読むもの。書くものじゃない。


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