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大幅改訂(メジャーリビジョン) (文系博士課程の怒涛の日々)

ここ2週間、査読中だった論文の結果が返ってきて「大幅改訂(メジャーリビジョン)」だったので、怒涛の勢いで原稿を修正したり、レスポンスレターを書いたりしていました。大量のコメント(20個以上)を頂戴し、コメントを一つ一つしらみ潰しに対応していくという作業の始まりです。指導教員に言わせると「よし、ここからが腕の見せどころ!」となるようです。(タフだなぁ)

大幅改訂をもらった時に、一番問題になるのが「再実験」を求められているかどうか?ということです。コメントを何度も何度も見返し、まずはコメントを冷静に分析して対策(細かなアクションプラン)を立てます。(ここでもアクションプランを含めたタスク管理にOne Noteが大活躍)データの再分析は求められていそうだけど、「再実験」は求められていないようであれば、「よし!すごい大変だけど、何とか対応できそう!」と思えるようになります。

楽な作業ではないのですが、再実験としてやり直す時間や労力を考えると、やる気になれるはずです。そして、過去の論文の中には、どう考えても再実験としてやり直さざるを得ない論文もありました。(再実験はしたけど、まだ再提出できてすらいない…頑張れ私)

大量のコメントの中には、「関連研究としての文献が明らかに足りていなくて、研究の位置付けが明確でない。参考までに20本くらいリストを追加しておくので整理するように。」というような貴重なコメントも頂いたので、20本ひたすら読みます。早くレスポンスレターを書いて、論文を修正したいというはやる気持ちは抑えながら、関連研究と本研究の関連や位置付けを整理しながらこれまたOne Noteに各論文をリストで整理していきます。

頂いた20本を、3〜4日で全部必死に読み込んで、何となくわかった気になって、達成感を感じることができます。ところが、後から自分のOne Noteに書いたメモを読みながら、それぞれ論分を大まかなカテゴリーに分類していくと、「あれ、読んだけど、わかった結果(findings)って結局何だったんだっけ..」とか「自分のメモがおかしい(勘違いしている)、こんなこと言ってないぞ..」等に気づいたり、結局1週間くらいかかってしまいました。

データの再分析は、過去のデータを含むので、「どこのフォルダに入れたんだっけ…(latestとか、finalとか名付けているけど、一体どれ..?)」 本当にヒヤヒヤしながら、何とか再分析をしました。常日頃から、定期的にフォルダの整理をしていたらよいのですが、本当に毎回毎回、冷や汗をかきながらやっているので心臓に悪い。過去の自分が悪いんですが。

その後、とりあえず、細々とした内容もレスポンスレターに落とし込み、修正したところの差分ファイルも作りながら、何とか共著者の先生たちにレビュー回しました。後はとりあえず、先生たちのレビューを待っている間に博士論文執筆を進めよう。。。


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