猫町オンライン読書会課題本「失敗の本質」

昨夜の猫町オンラインアウトプット勉強会課題本戸部良一他「失敗の本質」（ダイヤモンド社）。 「帝国軍人は思索せず、読書せず」て高木惣吉『太平洋海戦史』の言葉を引用してたが、これこそが議論が起きずイノベーションやパラダイムシフトが起こらず敗北した原因だよね。現代日本だってそう。
東大生さえ本を読まない、教養が無い。そんなでも最高学府の学生になりおおせるという日本のような阿呆な国は他にない。だからまともな議論ができない社会になっている。サンデルの「ハーバード白熱教室」が日本ではありえない原因もここにある。議論の風土だけでなく、教養もスキルも無い。
NHKが真似して白熱教室JAPAN慶応とか国際基督教大学とか放送したけど、日本の大学生の無教養さを露呈する悲惨で恥ずかしい番組になってたよね。
最高学府の学生がこんな幼稚な国は古今東西人類の歴史上存在しない。フランスが顕著だが、理系だろうが哲学文学は必須。文系も数学必須。それが国際標準。
日本みたいに、「文系＝数学ができないやつの逃避先」「理系＝小説も読まんし哲学も知らない専門馬鹿のたまり場」になっている阿呆な国は他に存在しない。フランス軍人なんか士官学校で、哲学文学数学建築とあらゆる教養を身につけさせられる。アメリカ軍将校は普通に軍事学以外で修士号博士号持っている。
日本以外の国は大学に普通に「軍事学」部とかがあるから教養人はみんな自国の戦史は普通に知ってる。ところが日本人はミッドウェイさえ知らないから「失敗の本質」も読めない。
特に大学教育において読書や軍事教育を含む教養を復権させない限り、日本は「失敗の本質」から脱することは永遠にできない。

ところで、一緒のテーブルのもしさんが「昔ボードSLGやって雑誌TACTICS読んでた」てｗ。70年生まれ49歳中年童貞のオラも小学生の時からそうだった。70年生まれのkohの不良中年もそうだよね。時代性を感じる。

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