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【綿町ダイアリー】#537 blessing in disguise

連載日記『綿町ダイアリー』✏︎姫路市綿町でブライダルプロデュース「スウィートブライド」と「綿町珈琲」と婚活サロン「姫路の縁むすび」を運営しています。ウェディングプランナー&カフェマスター&婚活プランナーの三刀流の日々を綴ったエッセイです。

blessing in disguiseとは、
災い転じて福となすということわざのこと。

村上春樹「騎士団長殺し」ではこう表現している。

“偽装した祝福。かたちを変えた祝福。一見不幸そうに見えて実は喜ばしいもの。もちろん世の中にはその逆のものもちゃんとあるはずだ”

僕は失敗と挫折が多い。
それはいつも人生の節目のように襲ってくる。

で、僕はその度にノックアウトするんだけど、
不思議と同時に新しい自分が始まる期待感を持つ。

blessing in disguise

僕が、失敗したことを失敗と捉えないのは、
この「ことわざ」の本質のようなものが
実は僕という人間の根底にあるのかもしれない。

そんな風に思うのである。

最近、僕は仕事上の大きな別離を経験した。
それは始めのうち僕を悩ませるものであったが
しばらくするとそれは有り難い転機になっていた。

もっと言えば、好機になった。

そしてそれらの経験により、
良さそうに見えて悪かったというのが常で、
不幸そうに見えて実は喜ばしいということが
定番の論理のように思えてきたんだ。

失敗してはじめて気づく、とよく言うが、
失敗してみて気づくことって実は結構ある。

それは表裏一体のようなもの。

どちらにも転ぶようなこの不確かな論理を
僕は人生として楽しんでいるのかもしれない。

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