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【綿町ダイアリー】#564 海辺のカフカと過ごす夜

400文字の連載日記『綿町ダイアリー』✏︎ 姫路市綿町で、ブライダルプロデュース「スウィートブライド」と、カフェ「綿町珈琲」と、お見合いサロン「大人のための縁結び」を運営する中道亮のエッセイ的ダイアリーです。

断酒を一時休止している。

弱ったメンタルを酒で補うのは
決して良い飲み方とは言えないけど・・・

まぁ人生そういう時もある。

キッチンのストック場所には
捨てずに置いてるウイスキーが山ほどあるから
買い出しに行かなくても大丈夫。

僕はその中からジョニーウォーカーを取り出した。

ジョニ赤のジャケットにある英国紳士ストライディングマンを見ながら飲んでいると、海辺のカフカ少年のお父さんがナカタさんにやられるシーンが浮かぶ。

BGMはもちろん、ホシノちゃんが喫茶店で聴いていた百万ドルトリオの大公だ。古い音質ながら、白熱したトリオの演奏が聴ける名盤である。

ホシノちゃんの純粋さを思い浮かべながらジョニーウォーカーを飲むと、何となくしっとりイイ味に感じるものだ。

やけ酒はよくない。

そんな風に言い聞かせながら、
今宵、村上春樹と過ごす時間。

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