【綿町ダイアリー】#524 しっかりママと車を壊すダメ夫
ギギギ....
( あぁ、またやっちゃった・・)
「ママわりぃ!左のドアのとこ擦った!」
玄関ドアを開けてそう叫ぶと
もおおお!と、言いながらすぐに補修するママ。
こういうのは我が家の日常。
結婚した時、
婚礼家具と一緒にママは愛車を持参しました。
ソアラ2.0GT ツインターボ
ママが自分のお金で初めて買った車。
( 女子が最初に買う車ではないよね )
ある日のこと。
その日は朝から台風で大荒れの天気でした。
交差点で急ブレーキをかけてしまい、
タイヤが滑り、左手から来た車の土手っ腹にドン!
奇跡的に相手の運転手にケガはなかったけど、
ソアラは見事に大破。
ママの大事な車を廃車にしてしまいました。
それから数年後、
夫婦2人共好きだったロードスターを買いました。
そこでも僕はやっちゃうんですよねぇ・・・
ある日、雨上がりの早朝の七曲り。
緩いS字の二つ目でタイヤが濡れた路面にとられ、
車はスピンし制御が効かない状態に。
ドン!
左に行けば崖下転落でしたが、
右側の石の土手に激突して止まりました。
エアバックのシューという音だけが
むなしく響いていました。
早朝だったからディーラーに連絡がつかず
車を放置したまま僕は徒歩で帰宅しました。
「ママわりぃ!」
「やったか」
「うん。派手にやったわ」
「もおおお!」
こんな風に僕の車事故は多いです。
( ロードスターは修理で復活しました )
そして「廃車の数は男の勲章だぜ!」
と、いつもバカなことを言っています。
ホント申し訳ない....,
でもそれに対してママはあまり怒らない。
僕は廃車のおわびに
ソアラ2.0GTツインターボのプラモを作りました。
ちゃんとナンバープレートも当時のにして。
ママはあんまり喜ばなかったけど。
ただ、どれだけ車をぶつけても壊しても
僕はあまり落ち込まない。
そこがとっても僕らしい。
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