どうも、ナカメです
今更だが、noteを書くときは自己紹介というものを最初に書こうと思っていた。
はじめましてから始まる初々しい文章。
その人がどういう人なのか、今まで知らなかったことを覗いては新鮮な気持ちになり、知っていた情報は得意気な気持ちになるというあの素晴らしい瞬間である。
きゃるんとした気持ちで自己紹介を綴れば、道ゆく人々が道を開けて拍手をし、白い鳩が飛び立ち花吹雪が舞うなか、ふんわりとしたスカートを爽やかな風に揺らしながら菩薩のような微笑みで桜色の毎日を過ごせていたに違いない。
自己紹介が無かったが故に、私は先日大さじの先の部分をへし折ってただの棒にしてしまったり、家の中に大きな虫が入ってきてガタガタ震えたり散々な目にあった。旦那のパソコンでさえ壊れる始末である。
ちなみにパソコンが壊れて落ち込んだのは旦那ではなく私である。旦那には「ナカメが落ち込みすぎて俺が落ち込む暇がない」と言われてしまった。明るく喋っていたら旦那に飲ませすぎて二日酔いにしてしまった。重ね重ね申し訳ない。今年の夏が暑いのも全部自己紹介をすっ飛ばしてしまったせいである。きっとそうに違いない。
スピードスターのおじいちゃんと恐ろしき緑の豆に持っていかれた私のnoteだが、今から自己紹介しても遅くないと思う。
善は急げだ。もうやるしかあるまい。
名前:ナカメ
身長:160cm
血液型:B
好きなことは読書、絵を描くこと、文を書くこと、旦那。
性格は明るく陽気でいたいが、すぐに落ち込む。人は好きだが出来るだけ家の中にいたい。瞬間的に熱しやすいが冷めやすい。日記も初日は意気込むが次の日にはケロッと忘れているような人間である。明るいんだか暗いんだか、熱いんだか寒いんだか自分でもよくわからない。
旦那がとにかく愛しくて、一緒にいるときは「大好き」「かっこいいね」「かわいいね」「天才」以外の語彙力を失う。抱きつけば「このまま癒着したい…」とのたまう。
旦那についてはここで話すとキリがないので、またの機会に書くことにする。
そしてかなりのビビリである。そのビビリと顔立ちから、今までさまざまな獣に似てると言われてきた。シーサーからアカウミガメまで多岐にわたるが、その中でも1番似てると言われるのがたぬきである。
なぜたぬきなのだ。昔話などでもうまく立ち回ってるイメージはない。
地元で何度か遭遇したことがあるが、道路のど真ん中で立ち止まり、車を見ては小首を傾げて「はて?」という顔をしていた。当然ながらどいてほしい。行かせてほしい。ネコでもウサギでも、道路は危ないことをわかって走り抜けていくではないか。お前は「はて?」をしている場合ではないのだ。走れ。
「動物顔診断!結果は36種類」というのを発見し、これだ!と思った。その診断は顔のパーツの位置・形から自分の顔に似た動物を探してくれるのだ。
たぬきというのはそういう先入観があるからであって、しっかり診断すればもっと似た生き物がいるかもしれない。たぬきよりはイヌとかネコの方が賢そうだ。
さっそく診断を始める。
食い入るように鏡を覗き一つずつ選択していく。
だが結果はやはり、たぬきであった。
おかしい。こんなはずはないのだ。もっと賢そうな動物になり、今までのぽんこつなイメージを回復するつもりであったのだ。このままでは終われぬ。
きっと自分の中にたぬきの先入観があり、無意識のうちに寄せた選択肢を選んでしまったのだろう。
友人と旦那に頼んで再びやってみたが、結果はやはりたぬきであった。
もう観念した。私はたぬきの宿命から逃れることはできないようだ。
だが諦めたからであったか、明るい気持ちになってきた。
たぬきのぽんこつなイメージというのは過去のたぬき達の成果である。私が新たなたぬき代表として真面目に生きていけば、そのイメージも一新されるかもしれない。
そう決意した矢先にウインナーの賞味期限を切らし、大根を干からびさせた。もうおしまいだ。
自己紹介と銘打って書き始めたものがこんなことになっている。当初のきゃるんと計画はいったいどこへ消えたのかもう訳がわからないが、これが私である。
読んでちょっと楽しくなれるようなnoteにしていきたいと抱負を掲げて自己紹介は終わりとする。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?