10年ほどノマドワーカーや在宅勤務をしてわかったiPad最強説
わたしは10年以上前から毎週のように大阪と東京を行き来し、8年ほど前から東京勤務となり、中目黒に住んでいます。ちなみに私のメインの仕事は広告の企画・デザインです。アートディレクターとかクリエイティブディレクターとか言われているアレです。そして今でもそうですが、スタッフは全員大阪勤務です。
そんな遠隔でスタッフと連携して仕事するのに一番役に立ったのがiPadです。
MacかiPadどちらかだけを持っていけるとすれば秒でiPadを選びます。
デザインを提案し、それに対するフィードバックをもらう。昔はたったそれだけのことで、わざわざ事務所まで帰ったり、耳にタコができるくらい長い電話をして説明していました。簡単なものならいいですが、文章がびっしり詰まったパンフレットなどの電話説明は地獄でした。
iPadを使うことで、提案時には手元にデザインを表示、フィードバックをその場で書き込み、メールで送信。たったこれだけのことで全てのスピードが劇的にはやくなります。
iPadを使う3つのメリット
①原稿を印刷する必要がない。
②その場で書き込める。
③その場で送信できる。
①原稿を印刷する必要がない。
iPadを持つことで自分用にわざわざ前もって、印刷する必要がありません。さらにDropboxなどのクラウドサービスを利用することによって、過去に遡って資料をその場ですぐ用意できます。ものすごく分厚いファイルや自社の紙袋に過去の提案資料を全て持ち歩いている人をよく見かけましたが、涼しい顔でiPadだけで移動していました。最近ではパソコンだけの人増えましたけどね。クラウドにはPDFで入れておくと書き込みも簡単で便利です。
何よりエコです。
②その場で書き込める。
これが本当に最強です。Apple Pencilが発売されるずっと前から、いろんな素材のタッチペンを転々としながら提案資料にフィードバックを書き込んできました。その光景は打ち合わせのたびにめずらしがられました。当時そんな人は全くいませんでしたから。いまはやはりApple Pencil一択というクオリティです。
で、もっとすごいのが書いても完全に消せることです。書いて消せるフリクションペンは当時最強説が唱えらるほどの人気でしたが、iPadはそれに加え、書いた文字が多くなってきたら文字を選んでドラッグで違う場所にそのままずらして、また空いたスペースに描き続けられるのです。
原稿に対して見やすい色をチョイスできるので見返した時も受けた側も完璧に読めます。黒いデザインの原稿にボールペンで指示を書いていた昔はこれが結構悩みどころでした。
③その場で送信できる。
その場でフィードバックを書き込んだらすぐにメール送信です。打ち合わせの最後は送信ボタンを押すだけで、もう事務所に帰る必要も電話する必要もありません。(もちろんスタッフに伝わりやすいように書く必要があります。)会議中、ひとつの議題が終わった後に送信した原稿をスタッフが見て、次の議題が終わるまでに修正が完了しているなんてざらにあり、細かな宿題は極力持って帰りません。スピード感はほんとにびっくりされます。
その圧倒的なスピードで自身の生産性が驚くほど上がります。
iPadで仕事をしていくには、業種に応じて様々なアプリを活用しながら自分に合った最適な方法を見つけていくことが大事です。もちろん私の仕事ではIllustratorなどの特殊なソフトを使う場面があり、Macを捨てることはできませんが、なによりも圧倒的なスピードで生産性はものすごく上がりました。
デザインの現場だけで輝くのではありません、会議中にアジェンダやノートにボールペンで書き込む全ての業種の人の役に立ちます。
最強ですよ、一度お試しください。
中目黒土産店/はなちゃん
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