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今年はすべてをデザインと捉えて生活に向き合うことにしました。

2024年になり一週間以上が経ちました。
独立後も出入りしているSASIでは1月9日に毎年恒例の抱負発表会がありました。こういう機会がないとふらふらと生きていってしまうのでありがたいです。

抱負の時はあまり数字で振り返れる目標は立てないようにしています。数字で達成できる目標ではなく、自分自身の生活に馴染むことを優先にして抱負を決めます。数値化からの逃げでもあります。

まずは昨年の振り返りから。

出来ている所もあれば出来てない所も。ただ、自分が一年過ごしていく中で研鑽されたものもある気がしました。

僕はかなり慢心癖があるのですが、2023年の最初は昨年の自分(2022年の自分)は大きな失敗をしなかったから挑戦する一年にしたいと考えていたようです。そして挑戦の末、見事に数々の失敗が発生しました。慢心は危険。

けどこれは単なる失敗ではなく、自分を律して改善する余地を自分なりに見出せたとも取れる気がします。

失敗の要因はなんだろう?
独立してようやく気づけたのですがチームに支えられ、自分の能力が活きる環境で仕事ができていました。所詮個人の能力なんてものは環境によって構成されているのだと感じることができたのだと思います。

失敗とは逆に、独立してからもありがたいことに仕事のお声掛けをいただけています。これまで自分がやってきたことだけでなく、新たな取り組みも。幅を広げていくという良い面の裏には自分の軸はどこにあるのかという迷いのようなものも生まれていました。

昨年の「自分の軸を作る」という目標は結局11月末になってもまだ達成できそうにありませんでした。

そんな中、ふとこういう話を思い出しました。
車の免許を持っていない自分が例に出すのは違和感がありますが、どれだけ洗練された人でも根本は変わらない。大切に持ち続けているのだとわかりました。

お世話になっている人が言っていたこと

少しずつ感じていた自分の軸が周囲の人たちによって見えてきました。
熟達してやれることが多い諸先輩方でも根本にあるデザインが一番好きなのか。24時間自分の生活含めてデザインと考えれているか。

そういえば、自分もそういうことを考えていた時期があった気がする。

流石に恥ずかしいのでぼかしました

そして迎えた年末。たしか30日とかだった気がします。
どういう流れか妻と学生時代のポートフォリオを見せ合いました。作っているものも下手だし、思考も今よりもっと拙いけど、やりたいことや思考の筋だけは伝わってきました。何よりたくさん作ることの楽しさを感じていたのだと思い出しました。

そして自分の軸になってくるのは、何度考えてもデザインでした。別にすごいデザイナーでもないけど、デザインのおかげで自分の人生は良い方向に向かったし、めちゃくちゃ良い友人関係ができました。もちろん仕事も。

他と優れてデザインが上手いわけでもないけれど、デザインというものは自分の中で大切なものだとようやく理解することができました。

24時間デザインと作り続けるのは到底無理だけど、仕事も生活のデザインの一部だと捉えたらずっとデザインというものを意識できる。どんな活動もフィードバックされると思います。
そういう感じでゆるく過ごせたらと思います。

「デザインに向きあう」ではなく「デザインとして向きあう」。
自分の生活を見つめ直して、デザインとして向き合うような一年にします。

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