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くれぐれも間違えないでください!!

新型コロナウィルスが猛威を奮っています。

我々は今も診療を継続しています。

では、どうして続けているのでしょうか?

それは、

「歯が痛いから食べられない
「入れ歯の調子が悪く食べられない

という方々のため。

今はそう思って診療を続けています。
しかし、本音を言うと少し違います。
国が補償をしてくれるのなら、今すぐに休業したい気持ちです。

「仕事休みになったんで、その間に歯の治療しようと思って。。」
「ずっと来たかったけど、仕事が忙しくて来れなくて。。。」

そういう方々が沢山来院されます。

そういう方々の治療に関して、
私は正直
「知らんがな。」
と思ってます。

この時世に、コンビニ感覚の患者さん、本当に迷惑なんです。

私も含め、スタッフ達はグローブやマスクなどの資材もままならない状況で、見ず知らずの患者さんの口を目の前に診療するわけです。

コロナと真正面から向き合っているんです。

本当にメンタルやられます。

こういった、在宅勤務増加による、一時的な歯医者バブルが起こっています。

それにつけこみ、喜んでる歯医者が沢山いることで政府に緊急対策を講じてもらえないという、この矛盾。。。

歯医者はみんなバカなんでしょうか?

昔からウィルス性肝炎を患って、短命でこの世を去ることも少なくない職業です。

私は、普段からそういったことも鑑みて、そういう職業に就いたのだから。と、生業の重さを感じながら診療させて頂いていました。

しかし、今回は形相が少し違うように感じます。

当院では出来るだけ、緊急を要する処置以外は先送りにさせて頂き、なんらかの理由で食べられない患者さんを優先的に案内出来る体制を整えています。

なぜなら、食べられないと免疫力が下がってしまいます。

もし新型コロナウィルスに感染したら、発症してしまうかもしれません。

だから私は診療しています。

いつも通って頂いている患者さんの予約も緊急性がないのであれば、先送りにさせて頂いています。

そうなると、必然的に収入は減ります。

スタッフに否はありませんし、もちろんながら給料を支払う義務があります。

本当なら普段より何倍もリスキーな時期の診療になりますし、医療の最前線で働いているような看護婦さんのようなモチベーションを持ち合わせている衛生士さんは皆無です。

マスコミのどうでもいい感染者数の報告より、正しいことを伝えて欲しいです。

どうか、このマイナススパイラルが早く終結するように祈るばかりです。

歯科の最前線やトピックを紹介したくてnoteをはじめました。

しかし、いま目の前で起こっていることは、安全な場所で引きこもれるわけでもなく、とても危険なジャングルに、用もないのに、なんの装備もなく1人で入って行くような自殺行為だということ。

せめて戦える装備だけでもくれませんか??

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