シリュウ物語vol.12「専門学校時代に参加してしまったネズミ講のお話。」
どうも、都市伝説&陰謀論をミカタにつけたIT経営者@シリュウです。
「お金が欲しい」
「お金に困っている」
「生活に困っている」
こういう時に限って詐欺の勧誘はやってくる。僕が専門学校2年生時代の話、周りでも「就職」という言葉が行き交うようになってきた。初めて買ったスーツに袖を通し、就職説明会などにも行った。
「こんな勉強もしていないクズの俺が就職してIT業界でやっていけるのか?」
と常に不安な気持ちでいっぱいだった。そして「就職活動もめんどくせー」とも思っていた。
一切連絡していなかった高校時代の友人から連絡
そんな将来への不安、就職への不安。
を抱えていた時、それまでほとんど連絡もしていなかった、高校時代の友人から連絡がきた。
「毎月100万とか稼げるすげえ良い話があるんやけど、興味ない?みんな凄い人ばっかりやで!」
と。今なら「アホちゃう。」と一喝できるがこの頃は「何も考えていないクズ」なので、深く考えず、月100万?すげーーーー。
と飛びついて、早速、その友人と会う約束をした。待ち合わせ場所に来た彼は「高級車に乗り高そうな腕時計をしビシッとスーツ」といった感じで、いかにもお金あります!という姿だった。
このころはアホなので「す、すげぇ。俺もこんな格好したい!」とも思った。そして、彼が連れてきたのは、あるカフェ。
そこへ、やってきたのが、その友人よりもランクが高いと思われる20代後半の男性。当然、彼の姿も「キラキラした高級時計。高そうなスーツ」を着ていた。その彼がものすごく静かに威厳があるかのように話す。
「俺たちがやっているシステムは、誰もつくったことがないシステムでこれをやってくれるお友達とか家族を見つけてきてくれたら報酬がもらえる。
さらに、君が紹介した人たちは君の下につく。その人たちがお友達を見つけたら、君にも報酬が入る。
さらに、その下の下の・・・」
と淡々と説明していく。アホな僕は「すげーーーーーー!」としか思っていない。なんて無知なアホなんだ。。
そして、システムの説明が終わり「で、このシステムに入るためにはね。最初に50万円が必要なんだ。我が社が紹介するところならすぐに貸してくれるから。今すぐにでも行こうか。」と。
その場で50万円を要求された挙句、町の消費者金融へ連れて行かれ50万円を借りることになった。
セミナーにも参加
そのねずみ講を主催しているおっさんのセミナーにも参加した。かなり記憶が薄くなっているが、おっさんが話していたのは要約するとこんな話だった。
「俺は凄い。俺が考えたシステムは、数年後に凄いことになる。紹介者に応じて凄いことになった時の配当もたくさんもらえる。」
そんな話を鵜呑みにして、専門学校の友達や知り合いに話をしたが「誰もなびかない」のです。
むしろ話すたびに友達が遠ざかったいくようで怖くなってやめた。幸い返金保障が付いていて50万円は返ってきた。
そして、数年後「彼らが凄いと言っていたサイトはなくなっていた。」
そう、完全に逃げる前提。会社も適当に存在する名前を使ってでっち上げていたのだ。
その後、誘ってきた友人。力説していたおっさん。20代後半のにいちゃん。は消息は不明。どこに行ったのかもわからない。
全体の数%は常に騙される
こう聞けば「そんなん騙されるわけないやん」と失笑してしまいそうだが残念ながら「全体の数%」は騙される。
統計学的にもわかっているのです。
だから彼らは騙すことだけに集中してあれこれ考えてくる。そういった稼ぎ方は、確かに稼げるかもしれない。
でも、
「一過性」
に終わる。一瞬、お金が入って終わり。しかも自分の人生をかけてまで人を騙さなければならないのです。
「そんな仕事に誇りを持てるだろうか?」
「そんな仕事を友人や家族に話せるだろうか?」
「そんな仕事を子どもに言えるだろうか?」
「人を騙してお金を得ている父親を見てどう思うだろうか?」
僕たちは人を騙すようなことしてはいけない。
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「清く正しく美しく」活動していきましょう!
次回はIT業界に就職してすぐに詐欺商材を掴んでしまったお話です。続きは↓で。
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