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私「ワーホリ行くわ」家族「へぇ…(ワーホリってなんだ?)」

朝見ている人はおはようございます。
お昼に見ている人はこんにちは。
夜見ている人はおやすみなさい。

超ウルトラお久しぶりです、ナカジマミ(@nakajimami34)です。

相変わらず世界はコロコロ大パニックで私も相変わらずステイホームオブステイホーム(働け)(求職中)でいい加減飽き飽きしつつあります。

ずいぶん前から私がワーホリに至るまでのことを
書こう書こうとしてはいたのですがなんだかんだ後回しになっていました。
記事の大枠はセブにいたときから用意していたにもかかわらず1年以上経過してしまった…


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元々私は海外で暮らしてみたい!みたいな欲望は一切なく、
英語もなんで勉強しないといけないんだろ〜?ガハハな感じで
勉強方法もよくわからないまま英語の成績も
目も当てられないレベルで大学を卒業していきました。

そんなこんなで大学卒業後はデザイナーとして印刷会社に就職しました。
会社では闇の上司との戦いを繰り広げいたのですが
自分の運命を変えるきっかけとなる趣味に出会うのです。
そうそれは…

ディズニーランド!!!!


学生のときってなかなかお金の制約があったりでフルに楽しめなかったのですが
社会人になってからパークに遊びにいったところ
あまりの楽しさに年パスを買いました。

ディズニーオタクって色々種類があるんですが
私はパークで遊ぶこと、ダッフィーに関するあらゆること
パークでショーパレ(ショーやパレード)の観賞&写真を撮ることなどが
主な活動内容です(ショーもパレードも早く見たいよーーーー)
ほぼパークに関することが好きなオタクです。

というかダッフィーが好きなんです
すごく可愛くて心が洗われるんですよね。養ってあげたい。いまごろ元気にしてるかな…
つい最近ようやくディズニーシーへ行ったのですがグリーティング外れちゃったんですよね…会いたい…恋
当時はどんなに会社で嫌なことがあってもパークへ行くとダッフィーが汚れた心を浄化してくれてました。

そしてダッフィーアンドフレンズのオタクなら一度は興味を持つ場所、
それは

香港ディズニーランド!!!!!

上海もなかなかすごいですがこの時はまだ香港がダッフィーの覇権(?)を握っていました。

ダッフィーをきっかけに社会人1年目のとき初めて海外に興味を持ち始めました。
でも海外に行くなんて夢のまた夢だとそのときは考えていました。


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時は流れ私は闇の上司との戦いに疲れ果て印刷会社を1年で退職することにしました。
そこで会社の同期さんとお互い退職したら香港に行こうという話になりました。(めちゃくちゃ香港ディズニーランドに行ってみたかったので提案した)
ここで連れ出してもらうかのごとく訪れた香港で運命が変わりました。

初めての海外、初めて触れる雰囲気、初めての海外のディズニーパーク、
ダッフィー、限定グッズなどなど
そして私が死ぬまでには必ず行こうと決めていた九龍城跡地
見るもの全てが新しくて楽しくて一生忘れられない楽しい思い出が作れました。
きっとあの時の衝撃を塗り替えられる海外旅行はもうできないと思います。

そして私は気がつきました。

私全然英語喋れないじゃん


ありがたいことに英語の通じる香港
でも自分の言いたいこともお店の人にやってほしいことも
なんも言えねえ…This oneしか言えねえ
ホテルのフロントでも何を言われてるのかさっぱりわからん
難しいことは全部、同期さんに頼りっぱなし。

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英語がある程度喋れるようになったら
旅行ももっと楽しくなって色々なところに行けるだろうし、
キャラクターグリーティング(キャラクターとコミュニケーションをとって一緒に写真撮影をする儀)ももっと楽しくなるんだろうなあ
と帰国後にぼんやり考えるようになりました。


そんなことをふわふわと頭の片隅に置いておきながら私は転職先の会社で
CGクリエイターとして屍のように働いていました。

転職先の会社ではクライアントからの理不尽な要求、先輩のとまらない自分語り、
たまにあるクライアントからの理不尽な要求による終電帰り、定時で帰れると思って帰りの支度をしていたところからの終電帰り、
先輩のとまらない自分語り、先輩のとまらない自分語りなどに脳内が侵され日々の生活に絶望していました。

そしてある日、先輩のとまらない自分語りでちょっと許しがたいことを言われ、
切れるか切れないかの瀬戸際だった自分の中の糸がプッツアアアアアァァアァァァアアアアアアアン!!!!!けたたましい音を立てて切れてしまいました。
(マジで聞こえた気がした)

この時に今まで、
駄目だ。会社辞めちゃ駄目だ。このテンポで2社目の退職はいけない。がんばれ。がんばれ。
といつも応援してくれたもう1人の私が一気に
ハーーーーッ!?!?!?!辞めたれ!!!!こんな会社!!!!あなたもうアラサーでしょ!?!?!?!この会社で歳を重ね続けて一生実家で暮らすんですか!?!?一生先輩の自分語り聞いて死ぬんか!?!?!?おお!?!?!?あと数年で30歳でしょ!?!?動け!!!人生変えようぜ!!!とこちら側に付くようになったのです。


急に自分の人生を俯瞰するようになったわたしは
年始の大型連休を利用して1人で自分の人生について考える国内旅行に出かけました。
神奈川から和歌山県のアドベンチャーワールドへ行くことにしたので
移動時間にネットで求人情報を探そうと考えていたのです(悪い奴)

その時は転職以外に人生変えるアイデアなんてこれっぽっちもなくて自分のなかの選択肢は転職一択でした。

そして特急くろしおに乗りながら求人情報を探してるときにふとあることに気がつきます。
そういや香港旅行に行く前にテンション上がって買って読んでいた
「転がる香港に苔は生えない」
で主人公は香港に留学していたよなあ…

留学…いいじゃん!もともと将来は結婚式をディズニーリゾート内にあるホテルミラコスタで挙げるつもりでそこそこ貯金をしていたので資金もある!(将来の伴侶に反対されても札束で殴るつもりだったのでまあまあ貯めてた)
だがしかし札束で殴れる相手もいない!オマケに出会いもない!
職場には自分語りの先輩しかいない!はっ!

ピコーン!と閃いてしまった私はさっそく香港留学について調べていると
ワーキングホリデーという単語がそこかしこに出てきました。
ワーキングホリデーとはなんぞ?
ビザが簡単に取得できる??
しかも現地で働ける???
オーストラリアにもある????
オーストラリアが最もポピュラーなの?????
オーストラリアって気温も人柄も暖かいの??????


そんな疑問に包まれながら一人旅から帰還し職場では繁忙期を迎えます。
理不尽なクライアントからの要求や先輩の以下略に
苦しめられながら終電間際の夜空を見上げたときにふと思いました。

オーストラリアに行きたい…


この会社で先輩の自分語りを聞いてクライアントの理不尽な要求に
応えて毎日嫌な思いしながら歳をとっていくのは嫌だ。
だったら1から英語の勉強をして他のひとが経験したことのないような経験がしたい
海外ディズニーに行ったときダッフィーやキャラクターともっとコミュニケーションが取りたい。
海外で働いて現地のワークスタイルを知りたい。

オーストラリアに行けば全ての苦しみから解放されるとは思っていなかったですし(実際辛いこともたくさんありました)
わけわからん世界に1人飛び込んでいく恐怖はすごくありました。


それでも新しいことに挑戦してみたい気持ちが上回っていたのです。

しかし決心しきれない私は香港旅行を共にした同期さんに相談しました。
すると彼女は
「実は私もワーホリしてみたいと思ってて一時期調べていた。私もワーホリしたい」と

まじか

色々相談したり一緒に説明会に行ったりしているうちに
自分はオーストラリアにワーホリに行くんだ。
とほとんど妄想にすぎなかった気持ちがどんどん本気になっていきました。

またなぜオーストラリアを選んだのかというと単純に寒いのが苦手だからです。
カナダだったらアメリカのディズニーに行けるという利点もあったのですが寒さには勝てませんでした。

結局はオーストラリアの最南に住んですごい寒い思いをしたんですけどね…


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オーストラリアに行くことにしたのはいいけど、ウフフな英語力の私は思いました。
向こうに行ってちょっと学校にいっただけで働くまでのレベルになれるの???

しかもオーストラリア学費高いしそんなに通えない!
そこでインターネットの波に乗って他のワーホリブロガーのブログを読み漁っていると

セブ

という土地にたどり着きました。
セブといえば有名な南国リゾートだと思っていました。
しかもマンツーマンなのに安い?
でも先生の発音が気になる??
いや全く喋れも書けも読めもしない奴が先生の発音なんて絶対気にならない。

そんなこんなでセブに3ヶ月、オーストラリアで2ヶ月学校に行くことに決めました。
なんでセブに3ヶ月かというと
いろんなワーホリブログを読み漁り散らかした結果、3ヶ月が一番いいのではないかという結論に至り決定したしだいです。


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渡航のプランは決まったので残る問題は2つ。

①会社に退職を告げること
②家族に私の決意を告げること

①の会社に関してはかな〜〜りの少数精鋭な零細企業だったので
私が辞めるとなるとかな〜〜り大変なことになることは容易に想像がつきました。

そして②家族に関しては、これまで実家でぬくぬく。
美味しいご飯にぽかぽかお風呂。あったかい布団で毎日眠っていました。
たまに弾丸で海外行ってるな〜くらいの感じでまさか私が海外で1年暮らすと
言い出すなんて家族は微塵にも思っていないんだろうなと予想できました。

しかし私には過去に新卒で入社した印刷会社を家族に一切相談することなく
勝手に辞意を伝えて日取りまで完全に決めた状態で家族に報告した経緯があり、
わたしは突然何かをするぞっていうアピールは済んでいました(?)
(万が一説得された場合を考えての行動でした)


とりあえず今回は直前で報告して家族に本気で止められた場合、
色々大変なことになりかねないので

家族に報告→留学エージェント確定→会社に報告・退職→セブ島留学→オーストラリアワーホリ開始

というルートを取ることに決めました。
なんで家族と会社の間に留学エージェントを挟んだかというと、
会社に辞意を伝えたときに引き止めに遭うのは大いに予想できたので

私はもう留学エージェントも渡航時期も決めていて家族も応援してくれてます。

というアピールをするためでした。


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まずは第一ミッションの家族。
我が家は人のことをいじるのが大好きなくせにみんな結構シャイなので
こういう大事なことを報告するのには勇気が必要でなかなか言い出せずにいました。
億が一止められるという恐怖もありましたし。
そんなとき絶好のチャンスが訪れます。

お姉ちゃんが結婚すると報告してきたのです(ゼクシィ片手に)

このお祝い騒ぎに便乗するしかない!!と確信した私は
その日、お姉ちゃんとスプラトゥーンで一緒にゲームをしながら(ズルい)
そのとき居間にいた父抜きの家族全員に報告しました。

妹「お姉ちゃんも結婚か〜!寂しくなるなあ」
私「私もさ、海外に1年住もうと考えてるからこの家ももっと寂しくなるね」

家族「は?」

姉「留学?」
私「ワーホリ」
妹・母「へぇ…(ワーホリってなんだ?)」
姉「なんか聞いたことある!海外いいじゃん!絶対にいい経験になるよ!」
妹・母「へぇ…(ワーホリってなんだ??)」

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こんな感じでした。
父の帰宅後に母から軽いノリで話し、とりあえず第一ミッション完了です。
基本的に我が家は人に干渉しないので二十歳過ぎてるし
あとはご自由にどうぞな感じで海外行きが決定。



その後は事前にリサーチしていた留学エージェントで諸々準備をして
第二ミッションの開始です。

零細企業の我が社は直接上司に極秘報告をするのは無理だったので
(オフィス狭いし絶対に異様な空気を読み取られる)
死ぬほど考え尽くして書いたメールを休日の間に上司のアドレス宛に送りました。
ついでに先輩に関する様々な報告をさせてもらいました。

そして月曜の朝、会社まで歩いていると目の前に上司が歩いていました。
これはチャンスだと思った私は上司に話しかけました。

私「おはようございます!メール見ました?」
上司「いや、読んでない」
私「そうですか(まじか…)メールに書いたんですけど私会社辞めようと思ってます」
上司「……いまとってもびっくりしています。でもいつかそんな日は来るんだろうなとは思っていたよ。とりあえず会社に着いたら読ませてもらうね」

前職のときとは違い、上司の優しさや物腰の柔らかさに少し泣きそうになりました。闇の上司マジなんだったんだ
このとき上司はまだ私があくまでも相談の段階なのだと
思っていて絶対に引き止めようとしていたようです。

読みは的中といった感じで数回に渡り説得を受けたり、職場環境の改善に尽力していただいたりしていたのですが私の意思はダイヤモンドよりも硬いものでした。
そのときの上司に言われたのですが私はつらいことがあっても人に相談できないタイプなので限界になってから全てを表に出すタイプなんですよね。(俯瞰でみてもそう思う)
心に刻んでおこうと思います。



そんなこんなで家族にも職場にも意思を伝えて渡航の手配ももろもろ済ませたのであとは数ヶ月必死に労働するだけでした。

その間に後任の方がやってきて引き継ぎやらなんやらありましたが3人体制になったので仕事にも少し余裕ができました。

私が会社に報告したモンスター先輩に関するあれこれは
この可愛い可愛い後任の方のために役立ててもらえればこれ幸いといった気持ちでした。


出発までの間に少しでも英語の勉強をしようと思っていたのですが、
英語を使う環境に1度も身を置いたことのなかった私はこの単語や文法がどこでどう役に立つのか全く予想がつかず全く頭に入りませんでした。

現地に行ってどうにもならない状況になった方が死ぬほどヤル気おきるので
英語アッパッパー勢は事前学習しなくてもいい気がします。(自論)

私の退職を知ってから先輩が一切口を聞かなくなるという、
いい大人がとる行動としてはいかがなものかという嫌がらせに翻弄されたりました。
しかし退職&海外での大冒険を控えた私は無敵だったので、毎日退職までの出勤日数をメモ帳に書くなどして乗り切りました。

退職から渡航まで少し時間が空いていたので
一生分くらいスプラトゥーンをやりました。
英語の勉強は一切頭に入らなかったです(のちに地獄を見る)

そうしてこうしてこのnoteの一番最初の記事へと話が続きます。


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私の場合、家族が反対もしなければ熱い応援もなくいい意味でそっとしておいてくれたので非常に助かりました。
言う前はすごくドキドキしてどんな反応されるんだろうとハラハラしていたのですが実際言ってしまえば簡単なことでした。


当時家族や会社にワーホリに行きたい!!って言うのが怖くて怖くてしかたなくて
1日中ネットで家族に伝えた時の反応が書いてあるブログを漁り散らかしていたので誰かの参考になればこれ幸いです。

いまはコロコロパニックでこれからワーホリに行こうとしている方達は超絶大打撃だと思います。自分も少しですが影響ありましたし。



ちなみに帰国してからは色々と意識が変わって
大掃除をしてコレクションの一部を処分したり、洋服もだいぶ処分しました。
欲しいキャラクターグッズも本当に欲しいものだけ買うようにしたり
洋服も必要なものだけ買うようになりました。

ワーホリ行きを決意する前にキラキラと夢を抱いていた
ホテルミラコスタでの挙式も今となっては別にいいかな…となりました。
その前に相手すら居ないのが絶望的状況なのですが

それよりも1年間の大冒険を通して
もっともっと見ておくべき景色がこの世界にはたくさんあるんじゃないかと気がつきました。

タスマニアでみた大自然の景色、テカポ湖でみた満点の星空(ほんとにすごい)
セブでみた眩しいくらいに透き通ったブルーの海
きっと私がみてきた景色は世界中のすごい景色の一部にすぎないので
世界にはもっとすごい風景が広がっていると思うのです。
現地で暮らす人々の文化や生活にも興味があります。


働き方についても深く考えるようになって
必要な分だけ稼いで自分の時間をいっぱい確保したいとか
会社に頼らない働き方をしたいとか(現状ではかなり厳しい)

海外での生活を通して自分の意識や考え方も大きく変わったので
色々大変でしたけど行ってよかったなと思います。


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また世界が元どおりになってみんなが自由に各国を
移動できる日がくることを願っています。
私もチャンスがあれば悔い残りまくりのニュージーランドへ行きたいです。


今後もワーホリの記憶とかこれからの活動について書いていこうと思います。


めちゃくちゃ励みになります〜!