ワーホリ後の就職活動記録
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ハイパーお久しぶりです。ナカジマミ(@nakajimami34)です。
みなさま相変わらずヤババなウイルスが蔓延してますがいかがお過ごしでしょうか。
私はというと数ヶ月に渡り戦い続けていた就職活動に無事勝利し、お仕事開始までの余生を楽しんでいるところです。
ワーホリ後の就職ってどうなのよ?と思いつつも、まあなんとかなるっしょ!と出発前に楽観的に考えたりしてましたが、結果的にはちょっと苦戦したもののそこそこなんとかなりました。
いうても結局は縁とか運なのでスパッと決まる人もいれば私みたいにグダグダと苦戦する人色々だと思います。
私の場合こだわりが強かったり、コロナの影響でこれまでと市場が変わっている可能性があるので参考になるかわかりませんが、後のクリエイティブ系ワーホリメイカーのために記録を残しておこうと思います。ソイヤッ!!
ワタシのスペック
まずわたくしオーストラリアワーホリでは元気にレタス農場でケラケラおしゃべりしながら働いていましたが日本では結構まじめに働いていたのでした。
1度転職したものの、印刷系のデザイナーを1年とCG系のクリエイターを3年いかないくらいを正社員でやっておりました。
なんだか文字に起こすとかっこいいけれど、グラフィック系のデザイナーからCGクリエイターに転身したこともあり、スキル的に非常に中途半端で微妙なのです。
印刷会社のグラフィックデザインに関しては名ばかりで実際の業務はほとんどDTPオペレーターに近かったし、いくつか担当させてもらったデザインも自らの未熟さとちょっと特殊な環境だったために周りからあまりアドバイスをもらうこともできず、あまり作品としては自慢できるようなものではなかったです。
1度目の転職のときにwebデザイナーの面接を受けようかと考えていましたが、たまたまCGクリエイターの話があり、「Webができるグラフィックデザイナーが居るならCGができるグラフィックデザイナーもアリやろ」と思いCG業界へ華麗に舞い降りました。
CG業界に移ってからは(前職と比べて)色々と環境は良くなったし、それなりに満足していました。1からCGソフトの使い方を覚えて、あまり使い慣れていなかったPhotoshopをメインで使う環境は苦労もあったけど、とても刺激的だった。
しかしCGクリエイターといっても大体のベースは決まっていたので普通の人が想像するような、ゴリゴリに動かしたりモリモリ造形していくような仕事では無かったです。
そんなこんなで色んな要素が重なり、CGスキルの伸び幅は微妙でした。ゴリゴリのCG系の会社で通用するかどうかで言ったら、初心者よりか話がわかる奴くらい。
そんなところで海外にいぎだい!!!!なんて考えて旅立ってしまったわけだから、グラフィックデザイナーとしてもCGクリエイターとしても大変中途半端な人間が出来上がってしまいました。
あと自慢できるスキルがあるとすればイラストがちょっと描けるくらい。
活動期間
8月の後半から活動を始めて、決まったのが12月の頭でした。
私が帰国したのは2020年の3月末。まさにコローナで各国の入国が厳しくなる直前、噂と自分の直感を信じてボロッカスになりながら日本へ帰りました。
そして本格的に就職活動を始めたのは8月のお盆が過ぎたあたりから。遅いと思いますよね?私もそう思います。
ただでさえ海外滞在でブランクを作っていたうえに、帰国後にコロナを言い訳にしてグダグダしていたおかげで更にブランクを作ってしまったのです。
面接でもこのことをちょこちょこ突かれるので非常にムカついた…という感情を隠してコロナで〜とか適当にいい感じの言い訳をしておきました。言い訳するのが面倒な人は是非突かれるようなブランクは作らないようにしよう。
最初は10月までには…と思っていたとこから11月までには…と、どんどん伸びていく目標と削られていく貯金。死ぬかと思った(メンタルと貯金が)
ちなみにこの間バイトは一切していないです。辞めるときにああだこうだあると非常に面倒なのでやらないことにしました。
ちょうど1年前くらい、ヨーロッパ旅行に行くために必死に必死にレタスファームで働いて貯金していたお金がここで使われていきました。
できればヨーロッパ各国で溶かされていく世界線がよかった。
あとたしか帰国前後あたりのnoteでフリーランス目指したい的なことをチラつかせていましたが、現実的に考えてスキルもお金も足りていないものだらけの地盤グラグラ侍なので心配性の自分が突っ走れるわけがないと考えました。とりあえずはお仕事しつつ地盤を固めていければと考えました。
設定した条件
私が帰国後に就活するにあたって自分に課した条件は以下の通り。
・残業少なめ(20時間程度)
・クリエイター職(これまでのスキルが活かせるようなところ)
・あまりにも給料が低すぎるのはナシ
・年間休日120日以上
・雇用形態はそれほどこだわらない(けどアルバイトは避けてた)
・ヤバい雰囲気を感じたら流されずに引くこと
・口コミサイトを信じろ(これはガチ)
おみそじ直前を迎えて長時間ボロボロに働くスタイルは絶対避けようと考えたので忙殺の香りがする求人は避けていました。
ただでさえクリエイター職は数が少ない上に自分は経歴がむちゃくちゃなので残業とか休日日数を気にすると求人数は少ないの極みです。
たまに「事務職未経験OK!残業なし!」とか「CADオペレーター未経験OK!残業なし!賞与○ヶ月分!」みたいな良い香りのする求人が流れてきて心折れそうになったりしたけれど「私が持っているスキルを求めている会社があるはず!」と、むちゃくちゃに踏ん張ってました。
あとかなりの数見かけたのが「見込み残業」というやつ。
予め一定の残業を見込んで給与に含めておきますよ〜というものみたいなんですが、なんだかとっても胡散臭い。
よく求人を見てみると給与23万(見込み残業代5万込み)とかあったりして、要は基本給が18万で賞与は基本給に準ずるからボーナスの額が低くなるってことですよね…?
なんかこうぱっと見の額面が良くて、よくよく見てみると…?な求人が多かった印象があります。
使っていたサイトなど
そもそも自分が求めているような仕事の数が少なかったので、片っ端からサイトに登録していました(毎日山ほどメールが届いて地獄だった)
有名どころはほぼ網羅。小さなサイトも時々覗いていました。
エージェントもいくつか使っていましたが今回あまりマッチしなかったです。参考に利用感書いておきます。
・マイナビクリエイター
まずCG系は少ないと言われたがその通りでした。グラフィックデザイナーの案件が大半でしたが私のスキルレベルとは合わないようなエリートなものが多かった印象。
ものは試しで応募してみろよ!と声が聞こえるような気がしますがあまりエネルギーの無駄遣いはしたくなかったのです。
登録はコロナの影響で対面ナシの電話のみでした。電話であれこれ条件を話して「残業は少なめのところでお願いしたいです」と伝えたところ「残業代が出るお仕事を紹介しますね」といい感じに言い換えられてしまった。
残業代が出るお仕事ってなんだよ。普通に出してくれよ(CG会社員時代は残業代無かった)
電話であれこれ話したあとにログイン用のパスワードを発行してくれて、それを使ってマイページにログインすると紹介された求人を見れるというものでした。
誰でも見れるマイナビの求人サイトは「ウチにきませんか!?!?キラキラ」みたいな感じでたっぷりとアピールポイントを紹介してくれるのですが、ここで見た求人はTHE⭐︎求人票!みたいな感じで猛烈にそそってくるような感じではなかったです。
あと、いいかも!と思っても残業時間が40時間超えとかだったのであと一歩及ばず。全体的に残業多めの求人が多かった気がします。まあクリエイティブ職なので仕方ないっちゃ仕方ないですが。
結局私はここから応募した求人は無かったので細かいサポートに関してはわからないですが、選考が進んだら色々サポートしてくれるんですかね?
私が使った感じではあまり相談に乗ってくれるとかそういう雰囲気ではなかったです。
・クリナビ
デザイナー御用達のエージェントだと信じているエージェント。こちらも電話であれこれ話して「後ほど求人をお送りしますね〜」と言われた以降、連絡が一切なかったです。カナシ…
もしかしたら忘れられてる?とか考えたけど問い合わせたときに「お客様の経歴だと紹介できる求人がありません」だなんて言われた日にはしばらく再起不能になりそうだったのでこちらからは連絡しなかったです。
なので事前情報を打ち込んでポートフォリオのデータ送って電話で話しただけ
というなんとも意味不明な時間を過ごしました。
しかも担当の方は忙しいのか電話で話しているときに風がボーボー入ってくるような場所で話されていました。ビル風を感じた。
きっとここのエージェントはもうちょっとデザイナーらしいことをしてきた人向けだと思います。
・A社
名前は伏せさせていただくがちょっとマイナーなところも受けました。業界を限定した求人を扱っていて、私のCG業界での経験が引っかかって書類が通り、オンラインで面談しました。
ほぼ面接と変わり無いような雰囲気で質疑応答があって、クライアントが見つかり次第連絡しますとのことでした。
その後1ヶ月ほど音沙汰がなくスキルが足りなくて消されたと思っていたところに紹介予定派遣(正社員化前提の派遣)の話が!
しっかしその時ちょうど別件で少し進んでいた話があって、少し時間をくださいとメールで説明したところ返事がなかった。2日後くらいにもう一度、紹介予定派遣の話を聞かせてもらえますかとメールしましたが返事が来ることはなかった。私はお前みたいな奴が大嫌いだ。
完全に、とばっちりだが過去を思い出して非常に不愉快な気分になった。
うーん、まさに二兎追うものは一兎も得ずである。
・テンプスタッフ
ちょっと趣向が変わるけれど派遣でもいい求人があればいいかなと考えて登録していました。サポート付きの求人の中では一番丁寧に対応してくれました。
連絡もマメにしてくれるしサイトも整備されていたので使いやすかった(ちょっと重かったけど)
1件話がいい感じに進みそうなものがありましたがまさかの派遣先が音信不通に。
担当の方が申し訳なさそうに色々話してくれたので後味の悪さはなかったです。
もう1件就活終盤にテンプスタッフを通して応募していた求人があって別の担当の方があれこれ話してくれて「来週には社内選考の結果をご連絡しますね〜」と話してくれた以降、連絡がなかった。私も応募したあとにやっぱ違うかもと考えていたので別にいいっちゃいいけど少しモヤモヤである。
こちら丁寧なので結構オススメだけどクリエイター求人に関しては「かつてバリバリにデザインしてたけど結婚出産等で離脱からの復帰するぞ〜」な人向けっぽい求人が多かった印象。あとCAD系の求人も多かったかも。
以上4件ほど登録していましたがみなさまお気づきだろうか?
音信不通になるの多くね?
個人で応募した求人ならまだしも私の場合エージェントが音信不通になるパターンが多かったです。きちんとNOと言ってくれるのならサクッと忘れて次行けるからいいんですけど生かさず殺さずの状態だと地味に頭の片隅に居続けてめっちゃ嫌。
返すべき返事はきちんと返す。友達付き合いとかでも言えることですからね。基本のことですよ。相手の立場になってみれば簡単なことですからねぇ。別に怒ってはないです…
実際どのくらい応募したのよ
エージェント通さずに個人で応募したのは24件ほどでした。
その後、書類が通ったのは6件ほど。内1件は課題審査で落ちたので面接したのは5件。少ねえ…
考えられる原因としては旨い求人ばかりに食いついていたので競争率が高かったと思われることと、前半はグラフィックデザイナーの求人ばかり応募していたのでスキルが足らなかったことだと思われます。
ちなみにイラレ・フォトショ使えるだけでOKです!とかハードル低そうな求人も応募していたけど全然だめでした。そもそもよく考えてみれば私は2019年の頭から、ここ日本国で労働をしていないのです。クリエイター職などという離れている期間が長ければ長いほど腕が鈍る世界に、鈍りまくった腕で挑もうとしていたのだ(海外でも(イラスト)制作はしてたけどね!!)
WEB上の書類を見ただけでは私が海外に滞在していたあいだも制作してたなんてわからないんだから、とにかく前職からのブランクが異常に長いワケありそうな地雷でしかなかったのです。
面接での記憶
受けた面接の中で印象に残っていることを紹介したいと思います。
・A社(オンライン)
前述でも紹介した限定した業界の求人を扱うエージェントっぽいところ。わりとしっかり面接だった。
・B社(オンライン)
泣く子も黙る広告系の会社。1次面接で話した人は柔らかな印象の人で、話も盛り上がって好印象でした。2次面接でクリエイティブ部署のお頭が出てきたんですけど明らかに馬が合わないタイプのデザイナーでした。
・C社(対面)
初の対面での面接である。しかもこれが最終面接。事前の筆記テストでボロカスだった私はちょっと話して帰るかくらいの気持ちで挑んだのですが…。
メンタルに多大なるダメージを受けました。
・D社(対面)
C社での最終面接でお祈りされて完全にヤケクソモードだった私は面接で至らなかった点を総洗いして挑みました。C社のせいでカチコチになっていたがD社の面接は非常に和やかな雰囲気で志望動機すら聞かれなかった。たぶん人柄を見ていた面接だったんだと思います。
まあお祈りされたんですけど。
・E社(対面)
小さな会社だったので非常に緩かった。超急募だったかつ私のスキルがマッチしていたのもありサクサクっと決まっていった(こういうのって地雷っぽいけどちゃんと己の嗅覚で嗅ぎ分けました)
やっぱりこういうのって運とかタイミングの要素が強いですよねえ
・F社(オンライン)
E社との話が固まりそうだったけど結構前から面接の予定が決まっていたのでとりあえず受けました。受けた面接史上一番最悪でした。受けたことを心底後悔した。いまでもたまに寝るときあのオッサンの顔が浮かび上がってきて仕方ない。
こんなところで愚痴垂れているのも余計にみじめである。悔しかったら英語の勉強しなさい。
ちなみにそのときふとブリスベンの語学学校時代に仲良くしていた友達の話を思い出しました。
まあ学校の授業とビジネスとじゃあ全く違うとは理解してるんですけどね!!!!
英語の勉強してきてあんっなに真っ向から何かを否定されたのは初めてのことだったので当方少し驚いてしまいましてね。オーストラリアくらい広くおおらかな心で人には接しようぜブラザー
気をつけていたこと
面接のときの反応を思い出しながら書類の内容を何度も見直して、面接官が知りたがっていると思う情報を載せていくようにしていました。
ちなみに私がたどり着いた答えはあんまりワーホリのことをひけらかさないです。
就活始めたときは「ワシァあんだけ過酷な環境にいたんじゃァ」とか「英語を使って働いてたんじゃァ」とか「かけがえのない思い出ができたんですぅキラキラ」とか書きたくなっちゃうけど就活続けている内に誰もこんな話聞きたくねえよなと考えるようになりました。考えすぎ?
もう完全に心を日本国民モードに切り替えてほんとにアピールしたいことをグッとこらえて就職希望先の求める人物像に合わせて「海外では自分で考える力が更につきました(`・ω・´)キリッ」とか答えてました。正解なのかどうかは知らねえ
あくまで話の中心は日本でのお仕事の内容に寄せて、ワーホリのことを聞かれたらそれっぽいかっこいいこと答えるみたいな。
あとまた海外行きたくなっちゃうんじゃない?すぐ辞めちゃうんじゃない?と思われがちなのでその辺も言い訳を考えておいたほうがいいかも。お硬い会社ほど細かいところ突っ込んでくるので注意。
まあデザイン系の小さいところなら緩く進むと思うのですが自分はインハウスが多かったので細かいところ突っ込んでくる人は多かったです。
あとはポートフォリオ!これは結構作り直しました。
自分の場合、どうしてもイラストの掲載数が多くなってしまいがちで「コイツ本当はイラスト描きたいんじゃないか?ミスマッチやん」ってなるパターンが多かったので仕事でやった制作を前に持ってくるとか全体的に見てイラストの割合が多くならないように気をつけました。
あとは会社によって少し内容を作り変えたり…イラスト得意な人歓迎!だったらイラスト多めにしたりCGメインだったらイラスト少なくしてCG制作を目立つようにレイアウトするとか。
ファイルにまとめたものを2冊くらい用意していました。幸い「それちょーだい!」って言われることなかったので助かりました。
振り返ってみて
活動開始〜9月ごろまでは美味しい条件のグラフィックデザイナーばかり応募していて書類がほぼ全く通らずヤバいと気がつき始めました。
9月の中旬ごろに視野を広げなければマズいと思いCGの求人にも手を出し始めて、派遣の話で二兎追って両方逃したのはこの時期でした。
派遣で話が流れて完全に戦意喪失してしまい10月上旬はひたすら絵を描いていました(逃げるな)
中旬くらいに書類が通ったりしてB社で1件会社説明会とC社で1件面接を受けてようやく就活っぽいことしてる感がありました。だとしても受けてる件数少なすぎなんですけどね。
10月ごろにC社は第二面接でお祈りされて11月にB社が最終面接まで行ったのでここで決めるつもりで全身全霊で挑みました。砕け散った。
11月後半からは完全怒り(逆ギレ)ヤケクソモードで自分に課した条件も少し緩めて、落ちたときのために用意しておいた応募リストに片っ端から応募しまくりました。そしたらいきなり面接が3件決まってもっと早く本気出せばよかったと後悔。人間勢いが大切である。そしてブチギレ就活から2週間くらいで仕事が決まりました。
時間がかかった原因としては前半にグダグダとやっていたのが良くなかったと思います。譲れるライン譲れないラインきちっと決めてザクザク応募していればよかったかもしれない。しかし11月ごろから「いいかも」と思える求人が増えてきた印象があるのでその辺はやっぱり運かもしれないしコロナのせいかもしれない。
私の就活戦闘記はこんな感じです。新卒のときに就活が辛かったので、もうやりたくねーと思っていたのになんで何回も就活してるんですかね?
運悪くコロナ禍での活動になってしまったり職種や条件を絞ってたのでなかなか苦戦しましたがワーホリ後に就職は普通にできると思います。それよりもこの時期の新卒就活生が気の毒でなりません。自分ときにこれだったら多分泣いてた。
どんな雇用形態でもいいかなとは当初考えていたのですが、当方独身天外孤独の可能性有りと考えたら月給制のお仕事のほうがいいかなと思い、最終的に雇用形態は絞っていました。
今後イラストなどの個人的な活動はバリバリやって収益生んで副業と言えるレベルになるように頑張るつもりです!!!ガンバルゾー
文字を書くのは下手だけど好きなので、これからもnoteを更新していくつもりです!!!!なにとぞ!!!!
そしてクリエイティブ系ワーホリメイカーに幸あれ!!
めちゃくちゃ励みになります〜!