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大学生は稼ぐ目的で投資をしてはいけない

皆さんこんにちは。意識高い系中島です。僕は今までに「大学生でも投資を始めた方がいいのでしょうか?」という質問を数多く受けてきました。自分自身、今まで仮想通貨やFX、株に手を出した経験があり、この質問に対してどう答えるべきかを日々考えていました。そして「大学生は投資をしなくていい」という結論に至りました。ただ「しなくていい」という言葉はちょっと誤解を招く表現で、僕自身も投資は生き抜く上で必須だと思っています。ここまで読むと「こいつは投資に賛成なのか反対なのかどっちなんだ」と思う方も多いと思いますが、今回の記事で僕の投資に関する考えを自分の経験を元に紹介していこうと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。

1. 君に投げるお金はあるか

投資とは、読んで字の如く「資本を投げる」という意味です。当然のことながら投資をしてリターンを得るには、「投げる資本」つまりお金が必要です。(厳密に言えば資本はお金以外にもありますが、わかりやすくここではお金とします。)たとえば株を買うなら基本的には100株からしか買えません。とある会社の株価が3000円だとすると、最低でも30万円用意する必要があるわけです。30万円程度ならなんとか準備できる大学生も多いでしょう。

そこで「よし!俺も株式投資で稼ぐぞ!」と必死にバイトしてお金を貯めたとします。しかしたった30万円貯めたところで、得られるリターンには限界があります。一般的に、個人投資家は年利5%出せれば優秀。10%も出せる人は滅多にいません。仮に運良く年利5%で運用できたとしても、30万円が31.5万円に増えるだけ。つまり1.5万円しか増えません。元手がある程度増えたとて同じです。仮に100万円用意しても、年利5%で運用してもプラス5万円、10%でも10万円しか増えません。そんな数万円なんて、バイトすればすぐに稼げてしまいます。チャートに張り付くより、バイトしていろんな経験を積んだ方が将来的にリターンも大きいでしょう。

結局のところ、投資はどれだけ大きな資本を投げることができるかで得られるリターンの大きさは大体見当がついてしまいます。「よし投資で稼ぐぞ!」と大学生が息巻いたところで、準備できるお金なんてたかが知れてるわけです。

じゃあ元手が少ないなら大きなリターンが狙えないのかというと、そんなことはありません。FX仮想通貨は、数万円もあれば取引できます。さらにFXにはレバレッジという仕組みがあり、自分のお金にレバレッジをかけ何十倍にもして取引を行うことができます。たとえば4万円用意して取引するとき、レバレッジを25倍にすればまるで100万円が手元にあるかのような取引ができるわけです。これには当然裏があり、レバレッジをかけた分、読みが当たれば大きく儲けることができますが、外れれば元手以上に損が出る恐れがあります。

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僕も大学3年生のときにFXをやっていましたが、慎重に取引したのに用意した20万円が一週間で15万円に減り、その後どうにか19万円に戻したところでやめました。こうしてみるとそこまで損してないように見えるかもしれませんが、問題は時間です。FXは株と違って、平日は24時間ずっと為替が変動します。当時の僕は朝起きたらすぐにドル円をチェックし、ご飯を食べながらチェックし、電車の中でも授業中も、バイト中も、寝る直前も、ずーっとチャートに張り付いて離れることができませんでした。FXをやったのは1ヶ月程度でしたが、その間ほとんどの時間をFXに奪われてしまっていたのです。これはお金を失うより大きな損失で、貴重な時間を無駄にしてしまいました。

ちなみにFXは投資ではなくて投機です。要するにギャンブルです。株なら自分で勉強すればある程度予想がついたり、失敗しても次に活かせるような知識が身につきますが、FXはそれがありません。チャートの形から次の上げ下げを予想したり、アメリカの雇用統計などの重要指標が出るタイミングでどちらかに賭けて張ったり。目まぐるしく相場が動くので「俺は投資をしてるぞー!」なんて間違った感覚に浸る人もいますが、カジノでギャンブルしてるのと同じです。もちろん世の中にはFXで成功してる人も確かにいますが、本当にごくごく一部です。もしくは稼いでるフリをしている詐欺師で、AIかなんかを使った自動取引ツールを初期費用30万とかで売りつけてトンズラしてる人ばかりです。僕はあまりにも生活がFXでめちゃめちゃになったのと、お世話になってる元ゴールドマンサックスで働いてた方がFXで大損したという話を聞いてスパッとやめました。あのゴールドマンサックスで働いてた金融のプロですら大損をこくんです。そこら辺の大学生なんかが成功するわけがありません。

そして仮想通貨でも僕は大損をこきました。大学2年のときになけなしの20万円を用意して始めましたが、なんと買った次の週に歴史に残る大暴落が発生し、あっという間に20万円が3万円になりました。一瞬にして17万円の損失です。どうでも良くなったのでそれから2年半塩漬けにして、つい最近ようやく全部売って出金しましたが、たったの2.5万円でした。僕から言わせれば仮想通貨も投資ではなく投機です。ギャンブルです。なぜ上げ下げするのか、自分で説明が付けられなければ、それはギャンブルと変わりません。元手がなくても大きなリターンを狙えるという甘い誘い文句で始める大学生が多いですが、僕は全くおすすめしません。それでもFXや仮想通貨をやりたい人がいましたら、公式LINEなどで相談を受け付けてるのでお気軽にメッセージをください。

そして最後に株ですが、これはつい最近始めました。30万円くらいを突っ込みましたが、なんと見事に損をしています。ここまで読んでおわかりいただけたと思いますが、僕は今までの大学生活で総額70万円以上を投資や投機に突っ込んできましたが、なんと1回も上手くいったことがないのです。これは天性の運のなさと言えるでしょう。いくらド素人でも、ビギナーズラックで一回は得をしてもいいものです。しかい天性の運の悪さを持つ僕は、一度たりとも成功したことがありません。

少し話がそれましたが、結局のところ投資は元手がなければリターンが出ても大したことはありません。投資で稼ごうなんて甘い考えが通用するわけがありません。「バイトなんかやめて投資で稼ぐぞ」と思ってる人は考えが甘すぎます。損するか、詐欺師にカモれてしまうでしょう。ちなみに貯金も無意味だと思っています。仮に頑張って数十万円貯めたとしても、そんなお金は社会人になって一瞬で稼げます。使わないお金は死んでるのと同じです。使わないと意味がない。ではどう使うべきかについての説明が次になります。

2. 自分に投資してお金を稼いでみよう

そこで僕が圧倒的におすすめしたいのが自分に投資することです。自己投資という言葉はあまり好きではないのであえて「自分に投資」という表現を選びました。そして大切なのは、自分に投資した上で自分でお金を稼いでみることです。

自分への投資で最も分かりやすいのが読書でしょう。僕自身、自分への投資として圧倒的に読書をしています。お金を払って本を買って読む。本から得られた知識はかけがえのない財産になります。何度か読書に関する記事で話していますが、読書は数百円から数千円で天才の頭の中が覗ける最高にコスパのいい投資です。

もちろん自分への投資は読書だけに限りません。僕の場合は旅行にも多くお金を使っています。行きたいところにはとりあえず行く、泊まってみたいホテルにはとりあえず泊まる。そして食べたいものも食べ、飲みたいものも飲む。そういうスタンスでお金を使っています。

そしてプラスアルファでお金を自分で稼いでみると見えてくる世界が変わってきます。僕はこれまでの2年半で600以上のブログを書き、そこから収益を得ています。ブログでお金を稼ぐ方法はいろいろあり、僕の場合は20以上の方法で収益を得ていますが、代表的なのは広告を貼ることです。このnoteには広告を貼れませんが、ブログの方ではGoogle Adsenseという広告を貼っています。この広告が見られるたびに、僕にチャリンチャリンとお金が入るわけです。より多くの収益を得るためには、よりたくさんの人に読まれる必要があります。そのためには面白い!と思ってもらえる記事を書かなくてはいけません。僕の記事は自分の実体験や考えたことを書いています。面白い実体験をするには、いろんな経験を積むために自分で足を動かす必要があります。一見ただの旅行に見えても、日常を離れ、非日常を体験したことが記事のネタになるのです。

また感動したり、元気が出たり、時事問題に物申す記事も書いていますが、ただボーッと生きてるだけじゃ面白いものは書けません、日頃からニュースを見たり、ジャンル問わずいろんな本を読むことで自分独自の考えを書けるようになります。このように自分に投じたお金が巡り巡って面白い記事を書くネタになり、それがお金を産んでくれるのです。

ここで僕のメディア運営の話をすると、実はGoogleの広告収入メインのスタイルは一年前に終わりました。ピークのときは特に記事がバズらなくても毎月8〜10万円、バズると一記事で最高40万円もいただけた時期がありましたが、年々Googleは広告費を削っており今では全く収益になりません。(このユニクロの記事がバズりにバズって3日で40万円の収益になりました。)

今では月にもらえる広告費は3000円程度です。もちろんだからと言って絶望して泣いてたわけではありません。執筆を軸にしながらも収益の軸は全く別のところに移りました。これは今回は詳しく書きませんが、想像するのはいいトレーニングになると思います。

たとえばこのnoteは広告を貼れないので、どれだけたくさんの人に読まれてもお金は入りません。タダ働きです。それでもなぜ僕がブログではなくnoteで執筆をしているのか、もちろん理由があるわけです。

自分でお金を稼いでいる人とその経験がない人では、思考のレベルに天と地の差があります。これは本当です。見えてる世界が全然違う。そこでぜひ皆さんにはどんなに小さなことでもいいので、自分で考えてお金を稼いでみる経験を積んでみて欲しいです。メルカリでいらないものを売るでも、ブログを始めるでもなんでもいいです。必死こいて頭を使って商売をすると、思考のレベルが上がります。

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僕はブログを始めて2年くらいで試行錯誤の結果、自分で学費を払って一人暮らしできるくらいにはなりました。ここまで書くと偉そうですが、僕は自分の商売のレベルは偏差値45くらいだと思ってます。僕の周りには大学生の同い年の友達で会社を経営して年間3000万も利益を出してる人や、さらには月1000万円の利益を出してる人がいます。そんな彼らと比べると、僕なんてカスです。ただカスだという自覚があるだけまだマシかもしれません。頭を使わず、自分でお金を稼ぐ経験がないと、世の中にはそんなにすごい人がいることさえ気付きません。

読書でも旅行でもなんてもいいです。とにかく自分に投資をして、得た知識をフル活用して、小さなことでも構わないのでお金を稼いでみましょう。その経験が近い将来、投資で稼ごうとしてた数万円よりも何十倍何百倍にもなって返ってくるはずです。

3. 勉強のためならアリ!でも…

ここまで「大学生は元手がないから投資しても意味ない。自分に投資してお金を稼ぐ経験を積めば、めぐりめぐってお金になって返ってくる」という話をしました。ここまで読むと僕が投資に対して否定的に思えるかもしれませんが、それは違います。投資を学ぶのは早ければ早いほど良く、将来的に投資は絶対にすべきことだと僕は考えています。「おいおい。さっきと言ってることが違うじゃないか。」と思った方のために補足をすると、僕が否定してるのは「元手がないくせに稼ぐ目的でする投資」です。そんなものは投げる資本が少ないんだから上手くいくわけがなく、そんな暇があったら自分に投資しようと言ってるだけです。

逆に言えば「勉強目的の投資なら大歓迎」ということです。先ほど株に30万円投資して損してるとお話ししましたが、これは実は勉強目的で始めたものです。この30万円を投じたおかげで、さすがに経済勉強しないとやばいなと当事者意識を持つことができ、日経新聞を読んだりWBSを見たりして学ぶ習慣がつきました。正直30万円は多すぎましたが、身銭を切ったおかげで強制的に勉強するきっかけができたわけです。

つみたてNISAも投資の勉強するのにはいい制度だと思います。毎月一定額を自動で投資信託に投資することができ、100円から始めることもできます。詳しくはこちらの積立てるぞうさんのnoteをご参照ください。

つみたてNISAのメリットは税金が優遇されたりといろいろあるのですが、個人的には「少額で欲を排した投資ができる」のがポイントだと思っています。僕たち人間は欲の塊なので、投資をすると必ず「もっと稼ぎたい!」という欲に溺れます。株が上がれば「もっと稼げる!」とノリで買い増したり、FXで読みが当たれば「なんだか次も当たる気がする!」と根拠もなく大きく賭けてしまい、痛い目をみるわけです。僕自身、FXも仮想通貨も「なんかよく分かんねえけどイケる気がする!」と暴走した結果、大損をこきました。

つみたてNISAは一定額が自動で引き落とされるので、そうした欲望に駆られて失敗することはありません。また自分のお金を使っているので当事者意識が芽生え、勉強する動機付けにもなるでしょう。ただしつみたてNISAで稼ごうとすることは完全に間違っていると思います。何度も言っているように、投資は元手がどれだけあるかでリターンが決まります。月数万円を学生時代の数年間積み立てたところで、バイトしなくても生活できるようにはなりません。かと言って無理して限度額まで使うのも本末転倒です。それに使うお金があったら自分に投資した方が将来得られるリターンが大きいからです。僕個人としては勉強目的で少額でお試しするのが賢い選択だと思います。(ただ「複利」の効果はぜひ知っておいてください。投資以外に自分の人生でも「複利」の考えは役に立ちます。)

ちなみに僕が本格的にお金の勉強をするようになったのは「インベスターZ」という漫画がきっかけです。ド素人の僕にも分かりやすく投資のイロハを教えてくれました。最高の経済漫画です。5周はしました。ただいまセール中で8月20日まで半額になっているのでぜひ全巻買ってみてください。(ドラゴン桜の三田紀房先生の作品です。)

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<堀江貴文氏や前澤友作氏も登場します>

同じく8月20日までのセールの本ではこのあたりがおすすめです。

イチオシは世界最大のヘッジファンドを創業した生きる伝説レイダリオの「PRINCIPLES」です。総資産169億ドルを一代で築いた天才投資家の成功哲学が学べます。600ページの大作で値段も高いので半額の今が買いです。

レイダリオは金融界のスティーブ・ジョブズと呼ばれる男で、彼の率いるブリッジ・ウォーター・アソシエイツは世界最大の1500億ドルを運用してます。日本での知名度は低いですが世界的には超有名。「30分で判る経済の仕組み」という彼のYouTube動画は一見の価値ありです。

他にはこちらの本も面白いと思います。ぜひ参考にしてみてください。各本のおすすめポイントはこちらのツイートにまとめてあります。

また8月20日までの登録でKindle Unlimited2ヶ月99円で使えます。通常月額980円×2=1960円なので超お得です。投資や経済を学べる良書も読み放題なので心からおすすめできます。僕がKindle Unlimitedで読んだおすすめの本はインスタでも紹介してるのでぜひ覗いてみてください。

<無料体験or登録は下の画像をタップでAmazon公式サイトへ!>

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やはり読書は最もコスパの良い自分への投資だと思います。実は僕も去年までは読書をさぼっていたのですが、冬から本格的に再開した結果、自分の生活や商売にとんでもなく良い影響がありました。先ほど触れたGoogle広告で収益を得るモデルが崩壊しても生き延びれたのは間違いなく読書のおかげです。どの本が役に立ったと一冊選ぶことはできません。今まで読んだ数十冊の考えがいろいろ合わさった結果、良いアイデアが浮かんだというわけです。おすすめの本一冊教えてなんて小さいことは考えず、とにかく気になった本を片っ端から読みましょう。

大学生である間は、最も生み出すリターンが期待できるのは自分への投資だと思います。お金を増やすことではなく、自分という資本をいかに大きくできるかを考えてみましょう。目先の数万円を稼ぐより、自分の投資して5年後10年後ドカンと成功するエネルギーを蓄える方がよっぽど価値のある投資になります。僕も残りの学生生活をさらに有意義に過ごせるよう頑張ります。

以上、投資に対する僕の考えを書きました。質問や相談などあればお気軽に公式LINETwitterInstagramのDMまでご連絡ください。それでは素敵な1日を。

最強になるために生きています。大学4年生です。年間400万PVのブログからnoteに移行しました。InstagramもTwitterも毎日更新中!