nakajima

博士課程に長くいましたが一般企業に就職しました。

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博士号が取れなかった理由(専門分野編)

前回までの内容ははてなブログに書いています。結構なアクセスをいただきありがとうございました。 今回からはnoteで書いていきます。 前回は学内に限ったこと、つまりは「大学院に進学して誰もがそこそこ経験しうること」に絞って書きました。今回はもう少し内面的な、専門性との向き合い方についての話をします。 学術へのあこがれ 学部生の4年間でロクに勉強してこなかった私は、「修士でいっぱい勉強すれば知りたいことが全部わかるはずだ!」というエネルギーで進学しました。ここには「全部わか

    • 「片手間研究のための就職」から考える

      日々の生活に追われブログを書かずに過ごしてしまっています。計画している記事には手を付けず、ふと思い立った内容を雑にしたためていきます。 少し前まで大学教員をやっていたり、現在も某団体の理事を務めている関係上、この年齢にしては現役の大学生、大学院生との付き合いを少し多めに持っています。経歴的に特殊なこともあり、よく将来の相談を受けます。具体的には「博士課程に進学するべきか」「博士課程に進学した後でも一般就職は可能なのか」「在野研究をできる会社に就職したいが大企業がよいのか」な

      • 文系博士課程修了後の一般企業への転職活動記録

        博士後期課程まで進学した人の多くは一般的な新卒での就職活動の経験がある人は少ないかと思います。特に一般社会から文系分野だと思われている分野では、「企業で活かせる専門的知見がない」とみなされ、書類審査を通過することも難しいかと思います。 私は言語学・教育学分野からIT系のコンサルタントになりましたが、その体験についてまとめたいと思います。なお、博士課程卒の新卒就活ではなく転職という形を選びました。新卒就活の知見はまったくないので、こういったエントリが世にたくさん出てくることを期

        • 大学院で身に付けたこと

          実は前回、前々回のブログは本記事に向かって書かれていました。人の心をえぐることを目的としていたわけではありませんが悲鳴が聞こえてきました。 イントロダクション 私はいわゆる「文系博士」です。厳密には博士号を持っていないので博士ですらないのですが、一般社会的にはそういった表現でよいかと思います。 文系・理系入試が両方ある学部に文系入試で合格し、言語学系の研究室に所属しながら音声学、言語教育学、教育工学あたりに触れてきました。 修士課程に2年、博士後期課程に4年半(うち1年

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