フィルム_フェスタ

『さよなら僕の性格』 あとがき

高校時代前編終了

中井佑陽自伝。これで終了です。あらかじめ言っておいたように、中途半端なところで終わってしまってます。

このあと修学旅行編に突入する予定でしたが、ここで弾切れ。ここから先は書いていません。

とりあえずここまでだけでも、楽しく読んでいただけたなら幸いです。

一応言っておくと、ここから先の、高校時代後編は、救いのない話ばかりです。修学旅行に始まり、調理実習、体育祭、クラスのお楽しみ会、大学受験……。そして、その先のことを少し書いて、自伝完結というプランですが……。

しばらく続きを書く予定はありません。一生書かないかもしれません。気分次第です。

自伝の他にも、僕のそういう感じのエピソードを、他のブログで書いていますので、よかったら覗いて下さい。

『バス』https://nakaiyuhi.blogspot.com/2012/03/blog-post_27.htm

『悪夢』https://nakaiyuhi.blogspot.com/2012/01/blog-post_30.html

そんな僕も今は悩みを乗り越えています

僕も小中の頃は普通に友達がいたし、友達ができにくい体質ではあるけれど、環境さえ与えられれば、例えば、同学年の男子が同じ部活にいれば、だんだん慣れて、仲のいい友達になることもできる。ボケて笑わせる自信だってある。

しかし、大学時代も、入った部活やサークルは、同学年は女子ばかり。あとから入り直したサークルもすでに人間関係が出来上がっているところで自分だけ異分子のような感じだったりと、まるで神が仕組んだかのように、友達のできやすい環境には恵まれませんでした。どこへ行っても、いつも自分だけひとりになってしまう。そんな青春時代。結局、呼び捨てにして、言いたいことを言い合えるような友達らしい友達はできませんでした。

ふがいない自分を責め、泣きながら過ごす毎日。

その間、毎日のように本屋に足を運び、心理学や哲学の本を買っては読みあさりました。

なぜ、自分だけがそうなってしまうのか、こんな自分はどう生きればいいのか。

「悩んでたって意味はない」「考えるより行動だ」そんなありきたりで無責任な言葉を無視して、悩み続け、考え続けました。

悩みの中にある引っかかり、わだかまりを無視して、無理矢理気分を変えて忘れようとしたり、行動することは「逃げ」のような気がしていました。

どんなに苦しくても、この問題に、正面から向き合わなきゃいけないと思っていました。

その結果、僕は、たどり着きました。高校時代、必死で求めていた、こう考えて生きればいいんだという、心の軸となるような考え方に。そこへたどり着くために、高校から学び続けた哲学が大きな力になりました。

それ以来、僕は悩まなくなりました。

この考え方を伝えれば、悩む人の力になれるかもしれない。そんな気持ちで、一冊本を書き上げました。2019年9月21日に発売されました。

https://nakaiyuhi.com/gyakusyu/ (紹介ページです)

いい時代です。一個人でも、電子書籍で本を出版できるのですから。僕の考えが、誰にも伝わらないまま永遠に埋もれる可能性がわずかに減りました。

読むと、『さよなら僕の性格』という自伝のタイトルの意味もわかるかもしれません。

もちろん、人生は人それぞれ。僕のたどり着いた答えが、全ての人に合うとは限らない。でも、大いに参考にはなるはずです。なにしろ、これほど悩んでいた僕が、一切悩まなくなったという実績のある理論ですから。聞いておいて損はない話だと思います。

本をよく読む人の中には、僕と近い考えの方も多くいらっしゃるとは思いますが、普通に生きていると、一生考えることもないような話をしています。少なくとも、悩んでいた高校生当時の僕はまったく気付いていないものの見方を伝えています。あの頃の僕(のような人)に届けたい本です。

悩むことは、悪いことではないと思います。真剣に一生懸命考えることは、大きな力になります。だから「悩んだって意味ない」とか「考えるより行動だ」みたいなことは言いたくありません。むしろ、深く、ちゃんと考える手助けがしたい。「自分の人生のことだし、納得いくまで考えたいんでしょ? だったら、めちゃめちゃ悩んだ先輩として、聞いて欲しいことがある……」そんな本です。

最後に

最後になりますが、『さよなら僕の性格~中井佑陽自伝~』を読んでいただき、ありがとうございました。

僕は機械的に原稿をアップしていただけなのですが、「スキ」をもらうと、「ああ、読んでくれたんだなあ」と嬉しく思います。いつも同じ人ではなく、毎回別の方からの「スキ」のお知らせが入ってくるので、不思議な感じでした。まるで、自分の方がいろいろな人のところを回っているような気分でした。

普段誰も読まないようなブログを書いていて(読んでくれてる人に失礼かな?)、それに慣れているので、反応があるとドキっとします。

最初から最後まで読んでくれた人に、第何話が好きだったかとか聞いてみたいですが、都合よく「スキ」機能があるので、今からでも、好きな話があったら、投票感覚で「スキ」をしてもらえると、今後の創作の参考になります。あと、ドキッとします。







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