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2021年1月2日(土) 三刀流計画とは

――ではインタビュー2日目です。1月2日です。昨日「三刀流計画」というワードが出てきましたけども、それがどういったものなのか改めて説明をお願いいたします。

佑陽「昨日、三つの刀というのは、文章とイラストと音楽だと言いました。この三つの技術を身に付けることで、より自由に自分を表現していきたいみたいな事なんです。表現の武器を増やす。具体的に言うと、小説家と漫画家とシンガーソングライターになろうという計画です」

――小説家と、漫画家と、シンガーソングライターを一人で全部やるということですか?

佑陽「そういうことです。この三つの職業を全部セミプロレベルまで高めたいんです。一つの道では食べていけなくても、三つの職業でわずかながらでも収入が得られれば、その合計で何とか生活していけるんじゃないか。三つを合わせて無理だとしても、さらにアルバイト収入とか、僕はブログをやってますので、ブログの広告収入とか、そういう諸々合わせて、生活していくっていう道があるんじゃないかと。三つの職業において、プロ中のプロってわけじゃないけど、そこそこできるアマチュアを目指せば、最終的に合わせ技でプロになれるんじゃないかと。どれか一つの道に絞って、その道を極めようとするより、色々なことをやって、その世界の楽しさを最大限に味わえるレベルでやって行くというイメージです」

――一般的には、一つの道に絞って、その道でプロを目指すということになると思うのですが……

佑陽「どの職業にもすごい人っているじゃないですか。小説家にも漫画家にも。一つの事を極めようとすると本当にもう道が険しくなりすぎちゃってるんです。どの世界もレベルが高すぎる。そういう世界で生きていこうと思うと、結構苦しいのかなって気がします。常に自分よりも上の人がいて、比べられて。でも自分にはそれしかない。……そう、その『自分にはそれしかない』っていう部分。その部分を、『自分には他にもある』に変えるとどうなるのかってことです。その道では勝てないかもしれないけど、自分にはあと2本刀が残っているぞ、総合力だったら勝てるかも、ってことで打ちのめされる可能性は減ると思うんです。比べにくくなる。比べられない人になれるっていうのかな?」

――三つの職業で、本気で商業的に、プロの舞台でやりたいということでしょうか? それとも個人的に、趣味としてやるということですか?

佑陽「趣味とか、職業とか、厳密に分ける必要はないと思ってます。お金をもらうには人に貢献しなきゃいけないとか、独りよがりちゃいけないとか、プロとアマチュアの違いは何かとか、『プロフェッショナルとは……』みたいなことを語りたがる人って結構いるんですけど、僕からすると、そんなこと考える必要はないなと思うんです。立場が何であれ、自分が良いと思うものを作るだけです。無理に売りつけたり、お金をくれってせがんだりもしません。そのスタンスは自分が今後どうなっていったとしても変わらないと思います。マーケティングがどうとか、ニーズがどうとか、流行がどうとか、そういうことも一切考えずに自分が好きなようにやりたいと思っています。そんな考えは、甘すぎるって思う人もいると思うんです。世の中なめてるのかって。でも僕は、自分が良いと思うものを作るために手は抜かないし、必要な努力は必ずします。本当に世の中を舐めている人だったらそこまで頑張らないだろうという程度には頑張ると思います」

――その道はリスクがありませんか?

佑陽「最終的に、結果として、頑張ったけど、それでは食べていけなかった、みたいなことになるかもしれないですけど……一生生活苦が続くかもしれないけど、それでも自分の好きなことができたならいいじゃないですか。最大限に楽しんで、自分でいいと思うものがたくさん生み出せたんだったらそれでいいじゃないですか。その喜びが、人に認められてお金をたくさんもらうことよりも大きいかどうか分からないけど、でも確実にあるはずなんです、ものを作り上げるってことには、大きな喜びが……。最終的には三つの刀が自在に使えるようになって、自由に使いこなして、インターネットを通して発信していく。絶対楽しいと思うんですよね。今、僕はほとんどアルバイト収入だけで食べてますけど……、だからフリーターですよね。そこがベースなんですよね。だから何であれ、バイト以外の収入が入ってくるっていうことは、僕にとってプラスなんです。最近ようやくブログの閲覧数とかも伸びてきて、広告収入とかアフィリエイト収入とかが、少額ながら入ってくるようになりました。Kindle で出した本の売上金とかも少しあります。何もせずにアルバイトだけしていたらそれはなかったんですよ。つまり僕が三刀流計画にチャレンジすることは、収入が増える可能性はあっても、減る可能性はないし、全くリスクはないんです。しかも自分に技術が身につくわけだから、その有能感みたいなことから、確実に喜びが得られるわけですよ。いいことしかないです」

――なぜ、三つの刀なのでしょうか? なぜ、その3つを選んだのでしょうか?

佑陽「三刀流というのは、話をわかりやすく、面白くするためのただの思いつきなんですけど、まあもともと僕、子供の頃からいろんなことやるのが好きでしたから。絵を描くのも好きだったし、歌を歌うのも好きだったし。だからその好きなことを最大限に楽しみたいんですよ。お金とか職業とか、食べていけるとかいけないとか、そういうのと無関係に自然とやってしまうようなことだから、楽しめるはずなんです」

――その計画は、まわりの人は知っているんですか?

佑陽「まだ誰にも話していません。こっそりやってます。みんな僕のことをただのフリーターだと思っています。30代後半なのにアルバイトの、低収入で、孤独な、人生の敗者だと思ってます。何で生きてるのか不思議に思ってるはずです。明らかになるのは、今から3年後。このインタビュー記事が公開された時です。そしてその時には、すでに僕はそのための修行期間を終えていることになります。どうでしょうか? ちょっと興味持ってもらえましたでしょうか?」

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