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グレースケール

オードリーのオールナイトニッポンで若林さんがスマホの画面をグレースケールにすることでスマホを見てしまう時間を減らしているとおっしゃっていたので私も今日はグレースケールで過ごしている。
スマホを点灯させるたびに色がないのでギョッとしてしまうが、確かに急に見なくなった感がある。いいかも知れない。オードリーの二人はスクリーンタイム2時間で多い多いやばいやばいと言っていたが私は5時間6時間がザラなのでもっとヤバい。その分テレビを観ていないのでセーフだと思ったが、セーフだろうか。日中ハードに働き、今日は一日スマホを見なかったなー!という夜は、取り返すようにネットを貪る。全く意味がない、とも思わない。今日は美容室で髪を切ったのだけど、美容師さんが今度STUTSのライブ行くというので、最近ご本人もラップやってますよねぇとツイッターでほんの一瞬見かけた情報を持ちかけたらその話題でひと盛り上がりした。Billboardでのライブなだし今まで通りビートメイクに集中したら良いのにと言うので、色々試してみてるんじゃないですかぁ、と返しておいた。確かにBillboardに行くのだからそれ相応の音楽を期待していく層もいるだろう、私もこの前のライブではあまり発声が思うように行かなかったし、常に課題はあるものだなぁと悩ましい。

うちらポップシティというイベントをやりまして、中井設計としては大きな試みのピアノ曲と新しい演出、そして短い時間の中に詰め込むように多様な企画を入れるなど盛りだくさんであった。結局持ち時間の1.5倍もパフォーマンスしてしまい、主催者なので問題はないのだけど、タイムキープ感がバグってしまっていた。全くそのつもりがなかったので、人の企画に出る場合は気をつけないと。

次回は8月11日にワンマンライブをやるので、すでにどんな試みをするかはこの1週間で準備が始まっている。まずは今回の反省点を踏まえ、装備から改善している。演出をさまざま入れるためライブハウス側の機材との配線が多くなってしまうのだけど、次回は中井設計側で配線関係をミキサーにまとめ、ライブハウス側とは配線を一本だけの接点とする。そうすることでフォーカスすべき不具合が単純化されるため集中が途切れないことを期待している。

ピアノ曲も、次はもっと柔軟に単純な曲も作って披露したい。今回はひつじという曲を半年がかりで作って演奏した。納得のいく編曲になるまで半年かかったという意味だけど、どっしりとこの曲がいてくれるおかけで、次は普通な感じの肩の力が抜けた曲もあって良いかなと思える。ひつじは、右手と左手で別々のリフを同時に弾くことで躍動感のある一節を生み出し、かつ左右の手が担うリフを入れ替えることで、同じフレーズを用いながらも曲に変化を与えることを試みている。ベースラインとメロディラインを曲中で入れ替えている、と言えばわかりやすいのだけど、厳密にいうとちょっと違うので難しい。ひつじはフジロックでみたキラキラとしたひつじを見た時のトキメキ感を表現したかったのだけど、右手と左手の別々のフレーズがポリリズムのようなランダム感を生み、それが光の反射のようなキラメキのようであったので、表現したいイメージとフレーズのコンセプトが一致した時に急に曲の構成もできあがった。とても難産だったけど、いろいろ試している中で小さなアイデアはたまっていたので、そのアイデアを一つのコンセプトで繋ぎ合わせることに成功した好例となった。納得いくまで曲に向き合い続ければ大丈夫だな、とまた一つ自信がついた作曲でありました。本当にありがとうございました。

雪が降り、ベローチェの地下も寒い。
フジロックの早割申し込みも始まり、私たちの夏はまだまだこれからです。
うちらポップシティ、ありがとうございました。
アーカイブもありますので、ぜひご高覧ください。

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