運動音痴も面白い!~DCDな私~

こんにちは!なかいLaboの趙です!
今回は私の運動音痴についてお話させていただきます。

運動音痴な自分

私は、今はなかい予備校グループという運動に関わる会社でお仕事をさせていただいておりますが、実は全くと言っていいほど運動はできません。

幼い頃から、ずーーーっと運動音痴です。


<運動音痴という事実>

私には兄と姉と妹がいますが、私以外の兄弟は運動が得意です。
特に兄と姉は、部活でも当然レギュラーでどんなスポーツもなんなくこなすタイプでした。

そんな兄弟に囲まれて、なぜか私だけ運動音痴でした笑

私自身は、幼いころは「なんで自分はこんなに運動苦手なんだろ?」と疑問に思っていました。

兄と姉と公園に行くと、兄と姉はするする木登りができるのに私は、全くできませんでした。
スイミングも3歳~小学校4年まで通いましたが、クロールと背泳ぎで終わりました。
コマなしの自転車に乗れたのも小学校3年生になってからで、逆上がりは今までの人生で一度もできたことがありません。
マット運動も家で兄と姉に手伝ってもらって練習した記憶があります。大縄跳びは入るタイミングがわからず、いつも回す側でした。

当然、今も運動はできません。

スキップはできていると思っていましたが、昨年中井に「趙さんのスキップはモモ上げやな」と言われて、初めて自分がスキップができていないことを知りました。


幼いころは、なんでこんなにも運動ができないのかな?と疑問に思っていましたが、時間が経つにつれて、自分の中で納得していく部分が増えました。お兄ちゃんやお姉ちゃんと、自分が違う!ということを少しずつ理解しました。

運動音痴である事実を少しずつ自分自身受け入れてきました。

今は、人間の発達を専門に学び、自分の運動のできなさがどこから来るのかについて、ある程度の仮説を持てています。


<私が運動できない理由>

私が学んできた中での「運動できない」仮説は、

①ボディイメージが弱い
②立体の空間認知が悪い
③手足の強調運動が苦手

ということです。


おそらくボディイメージについては、今でも弱いです。立体の空間認知が悪いことと相まって、事務所でもいつもどこかに身体をぶつけています。
自分では、よけたつもりでもぶつかっています。
道を歩いている時には、前から来る人を避けることが難しいです。
あと道幅と自分が歩いている幅がよくわからないので、すごく人にぶつかります。

周りの人にもよくツッコまれます。


運動には、身体全体を使う「粗大運動」と指先の細かい作業などを行う「微細運動」があります。

私は、微細運動は得意ですが、粗大運動が全然できません。

当時は、私のような子どもに対して「運動音痴」という以外にはありませんでした。


しかし、今では「発達性協調運動障害(DCD)」という発達の偏りのカテゴリがあります。

私自身、この傾向があったんだろうなー…と今となっては思います。


発達性強調運動障害(DCD)

まだまだ新しい分野ではありますが、日本でも発達性協調運動障害の研究が進んできています。
http://dcdjapan.main.jp/ (日本DCD学会)

今年は、中井と二人で、この発達性協調運動障害についての知見を学ぶため、「第5回日本DCD学会学術集会に参加しました。
学会の詳しい話は、ブログに書いてありますので、是非ご覧ください!


私は、運動が本当にできませんが、その事実をネガティブには捉えていません。
運がよかったのか、あまり嫌な思いをしたり、不利益を被ったりしてこなかったということもあります。

自分の個性として捉えていますし、自分自身の運動のできなさ加減が面白いなと思います。
自分自身について客観的に仮説を立てるのにも面白味があります。


こんな風に、苦手なことでも面白いと思えることもあります。
誰にでも得意と苦手があります。
それを自覚していくことも生きていく上で、とても重要です。

なかいLaboでは、お子様の運動や発達に関する相談を受けつけています!どんな素朴な疑問でもかまいません!
是非、ご相談くださいね!

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