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「文学」のために

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「文学の可能性」を探っていくマガジンです。YouTube、文学フリマ、句会、映像化、Tik Tok、メンバーシップ等々、文学のために何ができるか考えていきたいと思っています。不定…
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#未来のためにできること

文学に疲れたとき

哲学者池田晶子さんが言っていたように、 サルと違う人間の本質は、悩むことでない、「考える」ことである。 なぜ、自分が存在するのか、なぜこの意識があるのか、考えに考えて、自らを見いだし、自らを超克することだ。 その試みは、哲学も文学も似たような目的を持つのかもしれない。 文学を娯楽にどどめるだけでなく、崇高なものになり得るとするならば、人類が自らを見いだし、超克するための「物語」、言うなれば新たなる神話を作り得るからかもしれない。 聖書も、コーランも、仏教典も、ある意味一

児童文学に代わる言い方

これは、普段からずっと感じていることですが、肩書きとして児童文学作家と名乗るのがとても気恥ずかしいので、めったにしません(このnoteでは便宜上です)。 最近、よく耳にする児童ポルノという、超凶悪的なNGワードを思わず連想しますし、児童という言葉に自体に、どこか上から目線、教育者的目線がある気がするので、自分が作ったものには、できる限り「児童」とつけないように心がけています。 かといって、何か代わりになる言葉がないか探していますが、中々見つかりそうにありません。勝手に作っ