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新年初稿、M&A業界を肩の力を抜いてまとめてみる

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

年明け1本目の投稿。
M&A業界について、肩の力を抜いて簡単にまとめてみる。

  • 1987年に設立されたレコフという会社が日本のM&A市場の草分け的存在。2016年井M&A仲介業NO.2のMACPという会社の傘下に入った。

  • 1991年に日本エム・アンド・エーセンターが設立(現日本M&Aセンター)。中小企業向けM&A仲介の形を作り、市場が形成される。

  • 2010年~団塊の世代が60代を超え、中小企業経営者が高齢化。同時に後継者不在が目立つようになる。以降右肩上がりでM&A件数が増加。

  • 2022年、帝国データバンクが2011年に調査を開始して以来、初めて後継者不在率(後継者にはM&Aも含む)が6割を切る。M&Aの浸透により、後継者不在が改善されている。

データを踏まえると、ざっくりこんな推移。

続いて、以下は2013年からM&A業界に携わってきた私の感覚。

  • 2010年~団塊の世代が60代を超え、中小企業経営者が高齢化。同時に後継者不在が目立つようになる。以降右肩上がりでM&A件数が増加。

ここまでは同じ。続いて。

  • 敵対的買収などの負のイメージが強かった「M&A」が、件数増加により少しずつ印象改善

  • 知り合いの経営者が会社を譲渡し、その結果としてお金を手にし、負債から切り離され、自由を手に入れた、というのを見て、M&Aは会社経営に失敗した人がとる手段という誤解が徐々に解けていく

  • 経営者伝いで正しいM&Aが浸透していき、後継者不在の会社が積極的に検討する選択肢へと昇華

  • 同時に30~50代ぐらいの経営者によるEXIT事例が出てきて、これまた同様に成功例として経営者伝いで浸透、若い経営者がEXITを目指すようになる。

  • 後継者問題の解決目的から、EXIT自体が目的へと変化。高齢経営者は、EXITしてフリーな身での老後生活へ、若い経営者はEXITしてまた新たな人生を歩むため、あるいは連続起業家へなど。

  • 【NOW】市場の成長とともにM&A業者が急増、し烈な営業競争により更にM&Aが浸透の一方で、強引な営業も目立ち始め、業界内での差別化が始まっている

こんな感じで感覚的にはとらえている。

もはやM&Aを知らない経営者はいない。
買収側も経験を積んだことで知見を蓄え、目利きの質が上がっている。
故にM&A業者にはこれまで以上に質が求められるようになる。

ということで、今年も目の前のお客様に最良な選択肢を提供できるように、パートナーの力をお借りしながら、頑張っていきたいと思います!!

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