見出し画像

〈結果報告〉 2024年の成長速度曲線

1.今年度も計測しました成長速度曲線

今年度も成長速度曲線のグラフ作成を行いました。
昨年度は普段と異なる結果でしたが、今年度はほぼ従来通りの結果となりました。
なぜ、昨年度は異質な結果になったのでしょうか?

今回、従来通りの結果になったことを受け、昨年度の結果は
実は、単純なデータの入力ミスではないか?という疑惑も浮かび上がりました。
昨年度のデータについては、近いうちに再度確認し、
ミスがあれば、みなさんにお知らせしようと考えています。

昨年度の結果については以下の記事をご覧ください。

2.2024年の成長速度曲線

さて、今年度も成長曲線が完成しました。
下のグラフは、私たちのチーム総勢41人(1年生14人 2年生14人 3年生13人)の成長速度の平均値をグラフ化したものです。

グラフ1:令和6年度 我がチームの成長速度曲線 平均値

3.平均のグラフから読み取れること

チームの平均グラフから
①Take off ageの発現が小学3年生時点であること
②PHA(身長最大発育量年齢)は小学6年生時点であることが読み取れました。

これは、平成30年度からの計測以来と変わらない傾向です。昨年度だけが、Take off ageの発現が小学5年生時点、PHA(身長最大発育量年齢)は中学2年生時点という異質な傾向を示しましたが、今回は通常営業に戻ったなという感じです。

4.チーム内における早熟型・平均型・晩熟型の割合

さて、上記の内容はあくまでも平均値の話であり、個別に見ていくと本当に選手の発育はバラバラです。

しかし、とりあえず①早熟型 ②平均型 ③晩熟型 の3タイプに子供たちを分類することで、それぞれの子供たちに対するトレーニング方法の選別やトレーニング量の調整などの指標となるわけで、今回も簡単に我がチームの選手を上記3タイプに分類をしてみました。

①早熟型

どこからを早熟型とするのか?
については様々なご意見があると思いますが、
とりあえず「チームの平均値よりPHAの発現年齢が早い生徒」
を早熟型としました。
そうしたところ、41人中8の生徒たちが早熟型であることがわかりました。

グラフ2:早熟型生徒の1例 PHAの発現が小学5年生時点

②平均型

続いて平均型ですが、こちらは「PHAの発現がチーム平均と同じ小学6年生の生徒」としました。
そうしたところ、41人中18人の生徒たちが平均型であることがわかりました。

グラフ3:平均型生徒の1例 PHAの発現が小学6年生時点

③晩熟型

最後に、晩熟型ですが、こちらは「チームの平均値よりPHAの発現年齢が遅い生徒」としました。
そうしたところ、41人中15人の生徒たちが早熟型であることがわかりました。

グラフ4:晩熟型生徒の1例 未だPHAの発現が見られない

このようにして、我がチームの早熟型:平均型:晩熟型の比率は8:18:15であることがわかりました。全体的には晩熟型の生徒が多いようです。
今後も生徒のトレーニング強度の調節やケガ予防に、生徒一人ひとりの成長速度曲線を利用していこうと思います。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?