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かけがえのない嵐という存在

ついに、この日を迎えてしまった。

普段のTwitterでは、ジャニーズWESTやSnow Man、Aぇ! groupに愛を叫んでいる私ではあるが、ジャニーズの原点といえば紛れもなく「嵐」であった。

生配信ライブを前に、今日までフワフワしていた気持ちを落ち着かせるためにも、気持ちに向き合う時間を作る手段としてこの記事を書こうと思う。


嵐が活動休止を発表してから約2年。実感のない日々を過ごしてきた。

自分の生活の一部になっていた「嵐」という存在。ジャニーズの世界に魅了されるきっかけを作ってくれた存在。長年音楽やライブ、テレビ番組を通して、楽しさも切なさも苦しみも喜びも色んな感情が沸き起こる時間を作ってくれた。

長い時間をかけて、生活の一部に「嵐」という存在が当たり前にあるという事実を作ってきた彼らが来年からしばらく見られなくなるということを考えるだけで泣けてくる。

学校で嵐の番組を見た者同士でよく休み時間に話していたのが本当に懐かしく、楽しい思い出だった。誰に話しても「ああ!あれ楽しかった!」と共通して話せていたのが凄かった。番組を真似て、マネキンファイブをしてみたこともあった。

嵐ファンはもちろん、ファンとまではいかなくても嵐の番組は当たり前のように見ていたという人たちもいた。それぐらい「この時間は嵐の番組は見ている」という誰かの生活に根ざしてしまう存在になっていた。


そんな彼らには色んな世界を見せてくれたし、彩りのある時間を過ごさせてくれた。本当に欠かせない存在。

彼らを経てジャニーズの世界を知り、今ではたくさんの魅力を持ったグループに巡り会えている。それだけでなく、元々音楽が好きということから多岐に渡るジャンルに興味を持つきっかけを道筋として示してくれたりもした。

そこには素晴らしい世界が広がっていた。素敵な人達、景色、音、香り。

その一瞬一瞬を一つずつ切り取って残しておきたいぐらいに。

たくさんの「好き」がそこにはあった。


十数年間、絶えずその感情を持ち続けてこれたのは、紛れもなく5人の存在が大きかった。

普段はニノばかりに沸いているが、今日は一人ずつ思いを綴って残しておきたい。


まずは、翔くん。

ジャニーズとして初めてキャスターとして報道の世界を切り開いたり、サクラップと呼ばれるぐらいラップを極め、第一線で走り続けてきた人。

ライブでは、翔くんが紡ぐ言葉で最高潮にまで気持ちを引き上げてくれる。翔くんの煽りがなければライブは始まらない。

後輩にも慕われ、兄貴分としてあり続けながらも、優しさで人を包む力を持っている翔くんは、こうありたいと思う大人としての鏡です。


相葉ちゃん。

どんな人からも愛される雰囲気や力を持った稀有な存在。歳を重ねる度に、幅広い人から愛されるということがどれほど凄いことなのかを感じています。

相葉ちゃんがいるだけで和むし、癒されるし、笑顔になれる。

そして、何事にも全力。体当たりで挑むこともあれば、とにかく何でもやってみるという挑戦に挑むこともある。気づけばオールマイティーに何でもこなせているではないかと思ってしまうほど、器用に何でもできてる。

でも、やっぱりどこか抜けている。見ているだけで表情豊かなのが本当に分かるし、素直に生きるってこんなに楽しいのかと体現しているのが見てとれる。

いつか相葉ちゃんみたいに笑顔に溢れた時間を過ごしてみたい。


松潤。

一本のしっかりとした芯の通ったストイックな人。どこまでも追求心が途切れず、常に最新の技術や演出など新しいものに対してアンテナを張り続けられる継続力のある人でもあると感じている。

彼が手掛けるライブの演出には毎回驚かされ、どの席でも楽しめるライブを作ることは容易いことではないにも関わらず、光の動きや照明の当て方など音やモニターの映像だけではない新たな「目で楽しむライブ」を創り上げていった。

最近では、私の応援しているジャニーズWESTのメンバーである流星が松潤に弟子入りをして、嵐のライブに付いて行った話を聞いた。ストイックを極めた松潤についていくことが難しいと思われている中で、流星がどのようなことを学んできたのかが気になるところではあるし、その学びがこれからのライブにどう活かされていくのかを見るのを楽しみでもある。

そこで松潤の要素が見られたら、少しでも彼を感じられるのだろうと今からでも想像しただけで楽しい。

今はただずっと奔走してきたからこそ、ゆっくり自分の時間を過ごしてほしいと思う。


大野さん。

パフォーマンスとバラエティーの印象の差が一番ある人。歌やダンスをしている時は、伸びやかな歌声で圧倒され、機敏でしなやかなダンスで魅了され続ける。

なのに、バラエティーでは途端に一人だけ時間がゆっくりになる。不思議な雰囲気を持った人だと思っている。

でも、その雰囲気に周りの人達は魅了される。

そんな大野さんがしばらく私達には目の届かない場所で過ごすことになる。

心のゆくまま、身のゆくまま、思う通りに時間を使って羽を伸ばしてほしい。

そして、気が向いた時、戻ろうかなって思ってくれたら嬉しい。


最後に、ニノ。

ニノは、ジャニーズという世界を最初に切り開いてくれた人。歌にもあるように、俯瞰できる目を持っていて、物事の組み立てが上手い人だなとつくづく思う。だからこそ、気配りができるのかなと思ったりもする。

表現することにも長けていて、置かれた場所で違う顔を魅せられるのはただただ凄い。自己表現だけでなく、その人になるという表現。

自分のペースが分かっていて、必要以上に乱されない。だから、ある意味プライベートが謎。ゲームや映画というインドアの情報しかない。徹底したアイドル。

二宮和也というアイドルに出会い、こんなに世界が広がるなんて思いもしなかったし、世界にはこんな楽しいことで溢れているのなんて気づきもしなかった。

本当にニノに出逢えて良かった。


ここまで5人に対する思いを綴ってきて、想いが溢れすぎている。

なんなら泣きながら書いてる。振り返ることが多すぎて。

でも、そのどれもが笑ってる時の映像が思い浮かんでくる。

それだけで、自分は幸せな時間を過ごしていたのだなと感じる。


ここから、嵐という5人の姿がしばらく見られなくなる。

翔くん、相葉ちゃん、ニノは自分の番組があるからソロ活動は定期的に見続けることはできる。一方で、松潤、大野さんは定期の仕事が決まっていなかったり、お休みに入ったりする。

それぞれがそれぞれの道で、それぞれの時間を過ごす。

そして、ファンもまたそれぞれの時間を過ごす。

でも、「嵐」という存在は消えないだろう。ずっと心のなかに生き続ける。


次がいつかは分からない。その次というのも永遠に来ないのかもしれない。

だが、彼ら5人がまた集まろうという気持ちが整った時には、温かく「おかえり」と言う準備は整えておきたい。


これまでたくさんの幸せをありがとう。

そしていつまでも元気で。


さよならじゃないよね、また会えるから。