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ナカハマデンタルの面接について

半年以上ぶりのnote更新です。
止まっていたのは熱が冷めて、、、という絵を書いたような言い訳です。

今回再び筆を取ったのには理由があります。(キーボード叩いてますが)
最近、事務の面接をした際に「noteすべて読んできました!」という方が複数いたからです。
読んで下さる方がいるのに、書かないわけにはいきません!!
今回は当院の面接について綴ります。


急展開の事務面接

今回の募集の背景として、正社員の事務スタッフが急遽パート勤務に変更せざるを得ない事象が発生しました。
今後も当院で頑張ってはくれるのですが、法改正に伴い新患依頼も相次いでおり、後任を急遽募集する必要があります。
急いでインディードで求人を公開。
そのまま週末を迎えました。

週明けにPCを開いてみると、、、、10名以上から問い合わせとエントリーが。
想像以上の反応で、嬉しい悲鳴です。
全員とお会いしたいのですが、時間がそれを許しません。
ここから、当院のエントリー→採用に至るまでの流れをお伝えします。
今回は事務の募集ですが、歯科衛生士も同様の流れです。

あなたのことを教えて下さい。

当院では、最初にエントリーフォームで10問ほどのアンケートに応えて頂きます。
限られた面接時間を有意義なモノにする為、設問を通じて各々の人生経験やお考えを事前に知ることが目的です。
普通の面接では聞けないようなエピソードが出てきたりするので、お会いした時にグッと深い話が出来たりします。
でも、、、、エントリーフォームの役割はそれだけではないのです。
大袈裟にいうと一次試験も兼ねています。
エピソードや内容よりも、その方の特性とやる気度合いを見ています。
具体的には、
誤字脱字、質問に対する回答の的確さ、文章力、適切な文章量、言葉遣い
などです。
そう、本当に基本的なことです。
わたし達も日々忙しく働いており、面接するには貴重な時間を使います。
その方に時間を使う価値があるのか、本気度を見ています。
ここで大体10名中2名が脱落します。

内容について注意するのはただ一点。
・ネガティブじゃないか。
前職のことや過去の経験など、ネガティブな表現が続く方は、患者さまに元気を与えたい当院で活躍するのは難しいと判断しています。
このような方は意外と多くて、ここでも大体10名中2名が脱落します。

面接まであと一歩。唯一の禁止事項とは?

残った6名が面接に進みます。
面接に来て頂くにあたり、他のクリニックと違う点が一つあります。
・リクルートスーツ 禁止
案内メールで、「あなたらしい服装で来て下さい。」と伝えます。
堅苦しい場にしたくないのもありますが、求職者の個性を見たいというのが最大の理由です。
服装や持ち物からも、その人らしさは出ると思います。
ヤクルトファンなので、つばくろうグッズを身につけて面接に現れた方もいます。(現在当院で活躍中)
「音楽ってなに聴くんですか?」などから始まる面接がわたし達の理想です。

さぁ、念願のご対面。

ナカハマデンタルには面談スペースがない為、主にスターバックスで面接が行われます。
※フラットな組織なので、院長室などは存在しません。
スタバでMacBook開いて面接、、、、なんの職種やねん!って感じですが、ちょっとカッコつけるのが私たちです。
お好きなドリンクを頼んで面接がスタート。
∟当院の面接官は新作ドリンクを頼みがちなので、少しクスッとした空気が生まれる。アイスブレイクの高等テクなのか食い意地なのかは不明です。

面接内容の6割は至って普通です。
志望理由、退職理由、就業開始時期、過去のご経験、などお決まりの確認を実施します。
コチラは「当院で活躍できるかな?」という最低限の必須事項の確認です。

残り4割は雑談です。
コチラの方が選考に重要なキーワードが隠されていたりします。
内容は求職者さんによって変わりますが、休日の過ごし方や趣味の話が多いかな?学生時代の話をすることもあるかも。
コチラは「私たちが一緒に働きたいか」という観点で色々お聞きしています。
ここで盛り上がる人は採用率が高いです。
今回の面接は、エピソード強過ぎて驚きました。
・イラストレーターとして活動してて、、、、
 ∟絵を見せて貰って、、、ワイワイ
・オーケストラを率いてて、、、
 ∟私も昔ギター挑戦してました、、、ワイワイ
・以前ミサイルに関わる任務で、、、、
 ∟ゴメン、意味わからん。どゆこと、、、、ワイワイ
・ハイキングで野草探すのが好きで、、、
 ∟子供のとき私も野草食べてました、、、ワイワイ
楽しい面接が続きました。
医療事務からは完全に外れてますが、その方らしさが現れた良い面接が出来たと思ってます。
ここから最終審査に進むのは半数の3名。
∟素敵な方が多くても必ず最大3名に絞ります。

当院との相性診断。

ここまで来ると、能力・人柄共に素晴らしい方が揃っています。
私たちの主観だけではなく、テクノロジーの力を活用してロジカルな選考も行います。
リクルート提供のSPI審査で基礎学力と性格診断を実施しています。
当院のスタッフでも実験しましたが、けっこう忠実に性格が見える化されます。
資料を参考にしながら当院の社風や業務との向き不向きを考えて、代表が2名まで候補者を絞ります。

最後は現場担当者の一存

最終判断は、現場の担当者に委ねます。
例外はありますが、一緒に働く仲間は自分たちで決めるべきだと考えてます。
選考の指針として、下記を伝えています。
・一緒に働きたいか。
 ∟共に働く姿が想像付くのか、現メンバーとの相性はどうか。
・上手くいかない時、共に乗り越えていけるか。
 ∟いつかは何かしら障壁にぶつかります。その際に一緒に頑張りたいと思える相手か。

現場担当者は頭を抱えながら1名を選びます。
代表や院長の意向を探ってきたりもしますが、確信をついたことは何も伝えません。
今回も悩んだ末、採用者が確定しました。

このように数々の関門を潜り抜けた方が当院へ入職します。
私たちが、いかに本気で採用に挑んでいることが伝わればと思って綴りました。
2024年5月現在は、歯科医師の募集のみですが、また募集を再開した際は、このnoteを読んで対策してからエントリー下さい。
ご購読ありがとうございました。