水泳を上達するために

今回は基本に立ち返って、自分が考える
水泳が上達する道筋
を書いていきます。

第一段階として、
・水に慣れる(恐怖心を持たずに潜れる)
・鼻から「吐いて」口から「吸う」水泳の呼吸をできるようになる
と言った、泳ぐ前段階をしっかり習得(何も考えなくてもできる状態)していきます。

第二段階は
・水の中に浮かべるようになる
・浮いている状態でバランスが取れる
と言った泳ぐ前段階をしっかり習得していきます。

第三段階として
・各泳ぎの基本的な動きを覚える
・息継ぎができるようになる
のような各泳ぎの形を覚えていきます。
ここでは前に進むことよりも、正しい動き、タイミング、息継ぎを習得していきます。
なので、ここでは25m泳げる必要はなく、途中で立ったりしながらでも良いので、水泳の基礎動作を覚えていきます。

第四段階では
・力を抜いてカラダを動かす
ことをしっかり習得していきます。
ここでも進むことはそこまで重要ではありません。それよりも
・力が抜けていること
・しっかり息が吸えること
が重要になり、力が抜けて、息継ぎができると、少しずつ泳げる距離が伸びてきて、25mの完泳ができてくると思います。
ここまでが、大人水泳の教室で言う「初級」クラスでできて欲しい内容だと思っています。

第五段階では
・良い姿勢をキープしたまま泳げる
ことを重視します。
ここでも進むための動作はそこまで重要ではなく、少ない力で進めるようになるために、良い姿勢でカラダを動かせることをしっかり習得しましょう。

第五段階では
・手や足で水を後ろ(進行方向と反対の方向)に動かせる
こと、要するに前により進むための動作を習得していきます。
ここでも、スピードを速くすることよりも
・脱力すること
・良い姿勢をキープすること
の2点をしっかりとできている状態で、手や足の向きをコントロールしていきます。
このあたりが大人の水泳教室で「中級」クラスでやっていく内容だと思っています。

ここまでできれば、あとはより
速く、もしくは楽に、泳ぐ練習を積み重ねていくことになります。

ここまでの段階を必ず踏んでいく必要はないと思いますが、結局より上手に泳げるようになるためには、その前段階の内容が習得できていないとできない内容だったりするので、どのみちやらないといけなかったりします。

体力やパワーに頼ればある程度のレベルまでは泳げるようになりますが、体力、パワーには上限があり、さらにその先のレベルを目指すためにはそこ以外の部分を高めていく必要があります。
しかし、そこまでにほとんどやったことのないことをやるのは大変な労力が必要で、さらにいろいろと癖ができているので、そこを修正していくのはとても大変です。

かなり遠回りをしているようですが、しっかり段階を追ってステップアップしていった方が、最終的に最短距離になると思います。

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