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センコウ販売

センコウ販売と聞いてどの漢字が浮かぶだろうか?自動車営業の話。ウクライナ情勢などで世界的な需給バランスが崩れている。日本一、世界のメーカーですら部品供給が滞り、計画的な生産ができないという。新車は発売されるが、メーカーからディーラーへ下りてくる台数が限られ、ディーラーの営業は顧客への「販売」以外に顧客の「整理整頓」を求められているらしい。数年前からどの商売でも「反射団体ではない旨の誓約書」とか「早期転売しない旨の誓約書」とか契約書に付随してサインを求められることが出てきた。冒頭の話、一見早いもの勝ちの「先行販売」と捉えるのが自然だが、正解は「選考販売」だ。お客様が早く申し込むのでも売り手を選べるのでもなく、売り手がお客様を選ぶ時代に入ったのだ。販売に耐え得る?適正なお客様(選考した)に対して販売ができる。もちろん売る側の条件は、強い商品力、強いサービスがあってこそだが、ひと昔の当たり前(何とか買って下さい)が現実的に当たり前ではない事象が既に起きているし、2024年物流問題では、必ず起こる。お客である荷主が、物流業者を選考するのではなく、物流業者がお客(荷主)を選考して販売するようになる。販売側にもお客側にもなる私たちに必要なことは何だろうか?販売側では「強いサービス」が必要だし、お客側では「堅実正確で運んでもらえる条件の荷出し」が必要になる。強い営業と正確な管理が売る時も買う時にも求められるのだ。求めればものが流れて買える時代にはない。自分(自社)のためにだけを追求するのではなく、選考したお客様、選考される売り手の本質を理解し、実行しなければならない。考え方を変える、行動してみることからすぐに始めよう!

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