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サンフランシスコベイエリアの Shelter-in-Place 現状報告 (その 1)

新型コロナウィルスによる COVID-19 の拡がりを食い止めるため、自分が住むサンタクララカウンティをはじめとするサンフランシスコベイエリアの 6 カウンティで「Shelter in Place」令が出され、「Essential Activities」以外の不要不急の外出を制限するという、現状ではアメリカで一番厳しい制限がかかりました。今日(3 月 17 日)から 4 月 7 日までの 3 週間です。

Essential(日本語で言えば、必要不可欠、基本的、とても重要、といった言葉でしょうか。)って、人によって違うよなぁと思いますが、これについては無駄な不安を煽らないようにとても詳細な説明がなされています。日本では「外出禁止」という表現がされているようですが、屋外での活動も「Essential Activities」の一つとして認められており、散歩したり、ハイキングしたりすることは可能です。ただし、「Social Distancing」をとることが条件。「Social Distancing」の定義は、最低 6 フィートの距離を他の人と保つこと、石鹸と水を使って 20 秒以上の手洗いを頻繁に行うあるいは消毒剤を使う、せきやくしゃみをするときには覆う(手を使わず、袖やひじにする)、よく触れられる表面を頻繁に清掃する、握手をしない、といったこと。

「Social Distancing」という言葉の話題度は日本だったら今年の流行語大賞の候補だね、と言われるレベルではないでしょうか…。テレビのニュースでもキャスターの人たちがいつもより離れて座ったりしていて、なんだかちょっと不思議な感じです。

これは The View というトークショーの画像ですが、普段の席はこんな感じ。

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画像引用:Variety

そして、現在こんな感じ。

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画像引用:NewscastStudio

この間延び感!

ところで、この「家にいてください令」が発表されたのが昨日(3 月 16 日)の午後 1 時。執行されるまでに 11 時間ほど。スーパーは今後も営業します、と言っているものの、日本同様トイレットペーパーが店頭から消えたり、ボトル入りの水が買えない、そして食べ物の売り場もかなり在庫状況が悪い状態になっていたこともあり、もしものことを考えて当然人々が店に走り、スーパーには中に入るための行列ができる状態になったのでした…。

普段から食品を買い溜めがちな自分としては(笑)あまり心配はしていないのですが、コロナウイルス関連のニュースがこれだけテレビで流され、スーパーの棚が空になった映像、行列ができている映像を見て、ソーシャルでも玉石混交の情報が流れていたら、不安になってしまうのは当然かもしれませんね…。


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