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済州島での出来事


 昨日、済州島の南側にある西帰浦クルーズターミナルってとこに着いて半日だけ済州島を回れる時間があったので街中へ出てみた。

 僕と友達はシャトルバスで多分現地では観光客が立ち寄ると思われるオルレ市場ってとこに行って市場内を見たものの、目当てにしてた焼肉屋がなく、少ないネット情報の中でここうまそうじゃね?ってなったお店へタクシーで向かうことにした。

 先日ソウルで流しのタクシーが全然止まってくれなかったのでドキドキしたが、済州では無事停まってくれた。タクシーの運転手のオジサンにケータイを見せて、オジサンはお店の名前と住所を確認してナビに入れて目的地へと向かった。
 途中からコレなんかおかしくね?とは薄々思っていたが、なんか森の中でここだぞっぽいことを韓国語で言われた。
 んなわけねーだろということでGoogleマップを出すと、韓国は経路案内はできないけど目的地と現在地の位置関係だけはわかるのでそれを見せてもちょっとこっちのほうだと言ってオジサンはめんどくさそうにそっち側へ向かった(なんでめんどくさいの?笑)。

 Googleマップ的にはそこ右折してもうすぐだよ、のとこまで来たのにオジサンそこまっすぐ行っちゃってその先行き止まりっぽい標識が出てる超細い道に入って行ってしまい💦

 案の定その先行き止まりで立ち往生でバックで戻るしかないんだけど、そっちに方向変換しますかって方にハンドル切ってとうとうクルマの後ろを石垣にクラッシュ。

 完全にオジサンのせいだけど何か超怒ってて、もうこっちもめんどくさいし、多分歩いて数分だからOK!OK! Hereと言ってそこで降りた。

 タクシーて案外その国に入ってはじめて話すその国の人、だったりするので日本のタクシーの運転手さんも英語話せないのはもちろんのこと、ナビ使えませんとか言う人平気でいるし、日本に来た外国の人でそこで日本のイメージ悪くなったりしてそうだなぁと考えながら土砂降りの中を走った。

 ビショビショでお店に着いて気を取り直してサムギョプサルを食べてまあ味も普通でひと安心。

 クルーズの出航までそんな時間もなくなってて、ここにタクシーを呼んでクルーズターミナルまで行きたいとおばちゃんに伝えるもそりゃどこだ?と言われる。たぶんまあまあ近いのにそんなことある?💧

 そのおばちゃんがわかんないからまたおばちゃんを呼びの繰り返しで最終的に4人のおばちゃんが集まってきて僕らが出航する港を探し出した。

 ここからそんな遠くないはずだとカタコトの英語で伝えるが向こうもほとんど英語、日本語わからず難航し、こんな田舎の港に国外から来れる訳ないだろと半分密入国者的扱いの雰囲気だけは伝わってきた。

 しかし途中で顔をパッと明るくしてハングル文字全開のケータイ画面を見せてワーワー言っててなんか解決したぽいことだけは伝わってきた。
 最後の最後日本語少し喋れる5人目のおばちゃんが来てわかったことだが、そのクルーズターミナルは最近オープンしたらしく地元の人もあんまり知らないみたいだった。

 雨の中外にまで出て運転手さんに行き先を説明してくれておばちゃん達は見送ってくれた。

 タクシーの中で友達と、メシぜんっぜん普通だったけど後で思い出すの今回のレゲエよりあのおばちゃん達かもしれんねと話した(レゲエのイベントが目的の旅をしております)。

 僕達vettäは先日から海外の方への宿泊サービスをはじめ、ありがたいことに今続々と海外の方からの予約をいただいている。
 正直言葉が違うことで込み入った内容になると対応がめんどくさいこともあるし、文化の違いでそれ日本じゃやんないんだけどなーと思うこともある。

 でも今回の済州での経験は大きな学びになった。

 大事なのはやっぱり来てもらった人に喜んでもらおうとする心だということ。言葉は通じるに越したことはないからもちろん英語などに対応していくのは大前提だけど、例え言葉がカタコトでも、済州のおばちゃん達みたいに調べるのとか面倒だったに違いないけど、なんとかこの日本人が言ってる船乗り場を探してあげなきゃ的情熱は、言葉を超えておばちゃん達の面倒だった分の頑張りと共にちゃんと僕らの心に伝わってきた。


 ちょうど僕の不在中に海外からの初ゲストがオーストラリアからvettäに来店された。
 そのお客さまの来熊の目的はラグビーニュージーランド戦だったらしく会場まではバスで向かうとおっしゃったみたいで。
 ただ、それを聞いて時間的に絶対間に合わないと思ったモリゲ(vettäメンバー)が家近いから送ってくよと言って送ってくれたようで(そんな近くないんだけど汗)。
 そして、ゲストの方を迎えたときの会話から富士山が大好きだってことがわかり富士山のカタチのアポロ(チョコのやつ)を買いに行ってプレゼントしてくれたユリさん(同じくvettäメンバー)。

 タイミング同じくして僕は海外で↑のような気持ちになってた時だったからより一層にこんな対応をしてくれたメンバーをメチャクチャ誇らしく思い、メンバーがこんな現場で頑張ってくれてるのに代表は海外で遊んでんのかというごもっともなご指摘を小脇に抱えながら幸せな気持ちでいっぱいになりました。

 モリゲ、ユリさん、そしてここ数日複数サイトからの予約を調整してくれてる宮森、ありがとう!!

 今日はこのへんで。

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