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テレビはもう一度チャレンジャーになれるか

バラエティ番組がおわるニュースが続いていますが、改編期はこういうこともありますよね。ただ肝入りではじまった番組が1年程度でおわってしまうというのはテレビが変わってきたように思う。もともとテレビはPDCAを鬼速でまわしてAdjust(調整)がとても上手なメディアだ。『みなさんのおかげです』が最終的には食わず嫌いメインになったり、『ぐるぐるナインティナイン』はゴチになります!がメインになったり。当初はじまった企画のままつづくことの方がめずらしくて、その柔軟さこそが魅力であり、企画力がみがかれていく仕組みのように思っていた。しかしここにきて待てなくなってきたらしい。
特にゴールデンとよばれる時間帯のテレビが話題にのぼりやすいが、いま、ゴールデン帯はどの世代をターゲットにしているのだろうか。いつしかぼくはゴールデン帯の番組をみなくなっていた。見ているのは『プレバト』くらいか。『私のバカせまい史』もたのしく見ていたが、時間帯が移動になった。自ら移動したと思っていたが、出演者の話ぶりからするとそういうことでもないらしい。テレビ番組表で企画を学んだので、ぼくがゴールデン帯のターゲットから外れていることはわかっている。こんなことで「テレビがおもしろくなくなった」と言うつもりはまったくない。しかし・・・ここまできて番組名をだすが、『ジョンソン』『オドオド×ハラハラ』は、ぼくもターゲットに入っている気がした。特に『オドオド×ハラハラ』はコーナーによってターゲットがちがう印象で、「あいうえお芝居」や「スターコラコラ」はとても好きな企画だった。オンエア中断期間があったのかな?そこからみなくなってしまった。『新しいカギ』は最初はみていて、みなくなってから中高生に人気の企画が誕生した。もしこれで他の番組も学生にむけてつくってしまうと少ないパイを取りあう結果になりかねない。ターゲット設定がそもそもむずかしいのかもな。
いまは深夜番組でさえ、おもしろいだけではむずかしいのかもしれない。テレビ番組もお伺いをたてるようなつくり方になっているのかな。テレビ番組はアートに近いコンテンツだと思っていたので、ちぢこまってほしくない。おもしろい人は増えているのに、おもしろさを受けとれる人が少なくなっている。そんな単純なことでもないのか。時代の流れ。なんて答にはいきついてほしくないな。もがこう。


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