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リアリティのストレス

ショートドラマの良さはリアリティに頼らないところ。ぼくはこの「リアリティ」という言葉がにがてな時がある。企画を説明したとき、意見を求められた人が「リアリティにかける」というとそれっぽく聞こえてしまうからだ。貴重な意見として受け入れられてしまう。ただ、表現においての「リアリティ」は役者に表現してもらうものでもある。この人が演じると説得力があるなぁなど決して設定やセリフにリアリティがあるわけではない。そもそもドラマのセリフにリアリティなどほぼない。なぜならリアリティを追求するとつまらないから。
一方ショートドラマは展開がおそいとそれだけで見てもらえない。それによる不都合もあるが、ぼくにとってはリアリティ問題を解決できる方がうれしい。リアリティを重視していると2〜3分なんてすぐにおわってしまう。展開力はCMの得意分野。ぼくがショートドラマに入れ込む理由は、ここにある。おもしろさを追求できるから、コンテンツとしておもしろくなるはず。もちろんぼくがまけてしまう可能性も否定できないが、展開力とおもしろさの技量を競って発展していくことを願っている。
おそらくもっともショートドラマに力を入れている中国では1話1〜2分を80エピソードほどやったりしてるらしい。それ映画の尺じゃん。しかも映画より展開力が必要という脚本力勝負をしている。日本はまだ2〜3話だけどそのうち1シリーズで何十ものエピソードをやる人たちが出てくるのかな。業界のクオリティを上げるには、そういう人たちが出てきた方がいいのかもしれない。じゃあ自分でやれば?とも思うが、これはかなりの労力ですよ。映画以上とは言わないけど、自主映画レベルの予算とモチベーションが必要になってくる。まあでもそれが可能性というやつか。

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