『虎に翼』とラジオCMのミッドポイント
朝ドラ『虎に翼』のちょうど半分がおわり、そこで第1話のシーンがでてきた。ドラマの冒頭に後の分岐点となるシーンを描く構成はよく見かける。このドラマは1話からとんでもないドラマになる予感がしていたので、第一週をすべて録画でとっていた。そこで、きょうの話の後すぐに第1話を見返してみた。ここまで同じシーンを使われていたのかとおどろいた。第一週はコメディの印象がつよかったのだが、見返すと冒頭の数分はシリアスなタッチで描かれている。そして、名前を言うシーン。結婚して名字が変わっているので、ここで現在の名前を言ってしまうと混乱を招いてしまうので、過去にもどる。緊張した面持ちの現在から、気乗りしないお見合いのシーンへと切り替わり名乗る。改めて見事な構成だ。
ぼくは構成フェチなのでドラマや映画、漫才やコント、CMやブランデッドムービーとなんでも構成をみることが好きだ。映画館で時計をみながら何分になにが起こってなどと観ていたこともあった。自分の仕事でもうまくかないなぁと思うと構成から考えることも多い。きのうは明日の「だれだってなれるん会」のZoom会でお見せできるようにラジオCMを考えていた。「だれだってなれるん会」では公募案件をみんなで考えて応募しながら技術向上を目指している。このような仕事ではないものは考えるのがむずかしい。おそらく誰に向けてつくっていいものかわからないものは、にがてなのだと思う。やっぱりぼくは人のために仕事をしているような気がするな。そんなぼくでも考えているとフレーズが浮かびあがり、そこを基点に考えていくと1つできた。そこから構成を考えはじめ、前半後半で同じセリフでも意味が変わる構成にしてみた。構成がハマるとグッとおもしろくなる。あ、個人的にね。構成フェチですから。受け手にとっては別の話。
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