偏りこそ視点（2024年冬ドラマ）

かつてはテレビドラマをすべて１話を観ていた。
と言っても観てないものも多かっただろうな。
訂正します。すべてではないです。

できるだけ観たいと思っていたのは、おもしろいドラマには有益な情報がつまっているから。
最近はドラマがあまりにも増えて、さすがに追えないけれど、往年の枠であれば１話ぐらいは観ている。

今期のドラマでは、
『不適切にもほどがある』と『おっさんのパンツが何だっていいじゃないか』が相互補完している感じがして楽しい。
どちらかじゃだめという訳でもないけれど、どちらも観るとより楽しいと思う。
フィクションの世界はどうしても偏りがちになる。その方がおもしろいし。
「人による」みたいな結末のドラマは観ていて損した気持ちになりますもんね。
むずかしい時代になったけれど、偏りこそ視点だと思うのです。

おもしろいとは少しだけちがうけれど、流行っているドラマや映画には時代の空気感が流れていると思う。
こういうセリフは受け入れられるのか。と、CM企画の参考にもなる。

おじさんと呼ばれるぼく（おじさんの一人称としてふさわしくないけれど）は、今までよりも時代感覚を身につけなくては。という気持ちも持ちつつ、ある種の時代遅れの感覚も大切にしたいと思う。

時代は正しい方に進む。
だけど、今の感覚が必ず正しいとは言えないと思うのです。
時代はほんの少しのキッカケで変わるものですからね。いつの時代も修正の途中です。

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