ナガレボシ(ご自由にお取り下さい)
わたしはそう思うのです あなたのためを思って言わなかった あなたが悲しむから黙っていた 知られてしまった時、それは通用しないのです 嘘をつかれた、ただその事実だけが残るのです やさしいうそなんてないのです
そんなとこで何してるんですか? 待っています いつまで待つんですか? 来るまで待ちます 寂しくないですか? 寂しくないといえば嘘になるけれど大丈夫です どうして? ちゃんと来るから ね。
雨粒の数を数えています ひとつ、ふたつ、みっつ… 小さな雨粒はガラスの上で少し寂しそうに小さく震えていた ふたつめが流れて よっつめだかいつつめだか、まだ数えてない雨粒とくっついた 次第に雨足は強くなり雨粒の数は増え、とうとう数えられなくなってしまった もう粒じゃなくなってしまったのね それを望んでいたのか成り行きでそうなったのかはわからないけれど、まんざらでもなさそうに雨は流れていった 次は何を数えて、あなたを待とうかな
人生はギャンブルだ、と誰かが言った なかなかに的を得ている、えらそうだけどそう思う イバラの道、山あり谷あり、人生楽ありゃ苦もあるさ、それだけじゃなくて、敷かれたレールを走る、というのもギャンブルだと思う どなたの人生も、やってみなきゃわからない 右か左か、上か下か、前か後ろか、白か黒か、 自分を信じて、たまには誰かの意見に流されて、 自信を持って、恐る恐る、ちょっと不安になりながら、いやこれは絶対と胸を張りながら 選択をしている うん、きっとギャンブル そ
晴れてて 雨になって 嵐になって 雨が上がって ガラスが割れた ガラスの欠片がキラキラと光ってて それはきれいで あまりにもきれいだったから ひとつ拾って飲み込んだ
例えば、 あの時のあの顔 例えば、 あの時のあの声 例えば、 あの時のあの言葉 例えば、 あの時のあの態度 ひとつひとつ大事に拾って思い返せば あの時のあの○○はこんなにも想いの詰まったものだったのだと 雑に扱ったつもりはなくどんな時でも大切だったけれど もっともっともっと大切にすればよかったと涙がこぼれる 今更ではなく、これから これから必ず 。
馬鹿だなーと思う きっと地獄に堕ちる 自分の中では真っ当な理由だけれど 世間一般的に見るとクソみたいな理由 それでもやめない 馬鹿だなーと頭を撫でられたいから
月を探したりはしない ふとした時に目に入る月がいちばんきれいだから だから探さないんでしょ 探してもらわないと 見つけてもらえないことを 知っているはずなのに
光が近づくとドキドキする 近づくたびにドキドキしてる 何でもなく通り過ぎていくのだけれど すぐにまたドキドキする 足音みたいに 呼吸みたいに 勝手にあなたを感じてる
一点透視図法がすき 一点から向かってくる世界 一点に向かっていく世界 広がる世界と狭まる世界 考え方次第 真ん中にドアを置いておきますね、どうぞ いいねをおすと、今日のラッキーアイテムをプレゼントします