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ワンピースの登場人物で考えるシャインの9つの発達段階

シャインの9つの発達段階と課題

アメリカの心理学者シャイン(Schein.E.H)は人生を9つの発達段階に分けています。その9つの発達段階と課題について、漫画ワンピースの中から各発達段階のモデルを探してみました。(あくまで個人的な主観です。)

成長・空想・探求(0歳~21歳くらい)
情報の入手、価値観の構成、モデルを見つける

(例)モンキー・D・ルフィ「海賊王に俺はなる!」

仕事世界へのエントリー(16歳くらい~25歳くらい)
仕事探し、選択、仕事の仕方を学ぶ

(例)シャンクス・バギー海賊王の船に乗って見習いになる。

基礎訓練(16歳くらい~25歳くらい)
企業文化の把握、困難を乗り越える、仲間意識

(例)エース、白ひげ海賊団に入る。白ひげの命を狙いつつ仲間の絆を知る。

キャリア初期(17歳くらい~30歳くらい)
責任ある職務の遂行、能力の再評価

(例)エース、白ひげを海賊王にすることを志し2番隊隊長を任される。

キャリア中期(25歳くらい~45歳くらい)
専門を選び、ジェネラリストおよび・または管理職となる方へ向かう

(例)藤虎、海軍の大将として任務を行う。

キャリア中期の危機(35歳くらい~45歳くらい)
現状維持か、キャリアを変えるかを決める
【現在を受け入れるか、別の未来を選ぶか。】

(例)青雉クザン海軍大将をやめる。

キャリア後期(40歳くらい~定年まで)
A:助言者になる。

(例)海侠のジンベエ王下七武海を脱退後、麦わらの一味の仲間となる。

B:キャリアに関わりながら、家族、配偶者の欲求も満たす

(例)カポネ・ベッジ、ファイアタンク海賊団頭目(ファーザー)であり、よき父(ファーザー)でもある。

衰え離脱(40歳くらい~定年)
新しい役割の模索

(例)不死鳥マルコ、海賊団の隊長から村の医者になる。

引退
ライフスタイル、役割、生活水準における劇的な変化に対応。蓄積した経験と知恵を他者につかう。

(例)花のヒョウ五郎、流桜(覇気)をルフィーに教える。年老いてもなお若者から一目置かれる存在である。

ワンピースの登場人物の多さと、それぞれの人物設定の深さにも驚かさせるところですね。

様々な登場人物と発達段階を考えて、それぞれのキャラ設定の年齢などを考えると、ワンピースの世界も現実世界も、ライフステージの発達段階は原則同じように思えてきます。

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