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手袋の猛プッシュ
今日は保育園で豆まきをするらしい。
連絡事項が書かれる掲示板に「豆まきの後、オニと写真を撮ります」書いてあり、息子に鬼が来るんだって と伝える。
息子は「なまはげ怖いからいやだ」と言うので誤解を解く。なまはげはね、鬼みたいだけど神様でね、みんなの健康とかを祈ってくれてるんだよ。
へえという程度に聞き流されたので、まあ保育園にはなまはげほど本格的なのは来ないと思うから大丈夫だよと言っておいた。
息子を送り届けて帰宅をし、どうにも肩がこるのでお灸を据えてことにした。効果があるのかぼんやりしているが、続けているとなんとなく調子が良い気がするので気が向いた時にお灸を据えるようにしている。
肩に据えていたお灸が熱くなってきたので、一旦外した際にスカートの上に落としてしまった。
一瞬のことだったので足に熱さは感じなかったが、ジュッと嫌な音がした。
スカートが焼け、綺麗に穴があいていた。
うわマジか!と焦る。これまで何度もお灸を据え、灰をパラパラ落としてしまったりしたことはあったけれど、何かを焼いてしまったのは初めてだ。
火を使っているんだもんな。気を付けなければと反省する。
穴があいたのはちょうどプリーツの折り目内側部分で、普通に立っている分には隠れる場所だ。でも少し動いてプリーツが揺れるとあっさり見える。
虫食いみたいでみっともないな・・と、外での着用を諦めて家着にすることにした。
息子の塗り薬が無くなったので保育園へ早めに迎えに行き、皮膚科へ行く。休日に行くと大盛況の病院で、先生の慌ただしさがすごいのが見どころの病院だ。
平日夕方なので、休日ほどの込み具合ではないだろうと予約システムを開くと150分待ちになっていた。嘘!?と思いながら慌てて予約をする。
息子を回収して皮膚科まで車を走らせる。走りなれていない大通りの運転にひいひい言いながら向かう。
私は赤の軽自動車に乗っている。
赤の軽は見た目でナメられるのか、煽られたり無茶な割り込みをされることが割と多いように感じる。
旦那の車を運転することもごくまれにあるが、ミニバンなので車幅間隔が違いすぎてかなり恐る恐る運転をしている。自分の車に乗っている時よりもよっぽど危なっかしいはずなのだが、クラクションを鳴らされたり煽られることは全くない。えー。
次はバチバチにゴツイ車に乗ってやろうかと思う。
皮膚科に着くと、私たちと同じ状況なのか幼稚園や学校帰りと思われる子とその親がたくさん居た。なるほど。平日はこういう混み方をするんだな。
今日は私も一緒に診察をしてもらう。手荒れがどうにも酷く、市販のクリームを一生懸命塗っても治らないので観念して診てもらうことにしたのだ。
息子の病院はフットワーク軽く行くけれど、自分の病院は必要以上に粘ってしまう。面倒くささの度合いが桁違いなのだ。
文字通り診察室へ駆け込んできた先生は、私の指を少し見ると「ハンドクリームを出すから塗って」と言う。そして
・外に出る時は外気で乾燥させないように手袋
・水仕事をするときはゴム手袋
・寝る時は綿の手袋をすること とのこと。
人生でこんなに手袋をプッシュされたことが無いので焦る
診察を終えると先生は別の診察室へと駆けていった。
帰宅してご飯を食べる。
旦那が帰ってくると私は茶道のお稽古へ。
お稽古に行くというと息子は毎回「一緒に行きたい!」と軽く泣くのだが、今日もやっぱりそうで、皮膚科からの帰り道でお稽古に行くことを伝えると連れて行ってーとシクシク泣き始める。
連れていってあげたいけれどね、他の皆さんに気を使わせてしまうからまた今度ねとなだめ、なんとか落ち着かせたのだ。
家を出る時もまた泣いてしまうかなと心配したが、行ってきますと言うと「楽しんできてね!」と手を振ってくれた。
気持ちの整理を付けてくれたのか。そして楽しんできてねなんて大人のように送り出してくれるじゃないかとジンとしてしまった。
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