息子ASMR

実際に家を出るまで外の気温がよく分からない。

家の中はひんやりしており、長袖でいいかと外に出ると想像以上に暑いということがこれからの季節よくある。家から出なくとも窓から手を出せば空気感くらいは分かるのだが、太陽の下に出ると全然違うのでアテにならない。
服装に悩む毎日だ。

息子が今日も消防車のTシャツが着たいと言うも、さすがにTシャツは寒いのでは?という温度感。息子の要望通り寒そうでもTシャツを着せるか、それとも長袖を着せていくかと迷った結果、長袖の上にTシャツを重ね着させて行くことになった。

日陰はとてもひんやりとしていて、長袖を着せてよかった!と思ったのだが、日なたに出ると結構暖かかった。
Tシャツでは寒いとはいえ重ね着は暑いのではと今度は別の不安が出てくる。

園に着くと先生に事の顛末を説明し、暑そうだったら脱がせてください・・とお願いした。手間を増やして申し訳ないと思ったが先生は「分かりました!そのシャツ好きだもんね~!」と笑顔だった。ありがたい。


仕事を終えて迎えに行く。
息子の足に貼っていた絆創膏にしなぷしゅの絵を描いてあったのを先生に褒められた。「お友達にも自慢していましたよ」と。嬉しいが恥ずかしい。

「お母さん、ごくごくいうよ。見てて~!」

帰宅し、洗い物をしているとリビングから呼ばれる。息子はお茶を飲もうとしているところで、ごくごくという喉の音を聞いてくれというのだ。
お茶を元気に飲むと「こく、こく」とかわいい音が聞こえてくる。

わあ~!ごくごくいったねえ!と一緒に喜ぶ。心地よい音を聞きリラックスすることをASMRというらしく、まさにこれじゃないかと思う。

他にも、おせんべいなどを食べる時には「サクサクいうよ。見てて!」と呼ばれる。(見ててというか「聞いてて」ということだと思う。息子ASMR。私に需要がありすぎる。

風呂に入った後、足に貼っていた絆創膏をはがす。今日は手の指先のささくれが気になるのでこちらに絆創膏を貼ってほしいと。そしてカーズの絵を描いてほしいということで。

息子の指先サイズの小さい絆創膏にカーズのマックィーンの絵を描いた。小さくて上手く描けず、全く似ていない。。

「ちょっと様子がおかしいねえ」と言いながら息子は喜んでいた。


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