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車内で綿毛を飛ばしたら

今日も暑い。旦那にはお茶の入ったタンブラーと一緒に塩タブレットを持たせた。息子にTシャツを着せようとすると「消防車の!」と昨日着た消防車のTシャツを所望される。

夜のうちに洗濯し 乾燥まで済んでいるので何も問題は無いのだが、連日同じ服を着せるのはアリか・・?と思いながらも、ここは従っておいた方が息子も私も穏やかに支度を進められるのでまあいいやと着せる。

息子を保育園へ送り届け、仕事をしていると注文していた生協の品が届く。
生協の注文は1週間前に済ませており、何を頼んだのかもうすっかり忘れている。

毎回食材キットを注文しており、届いてから「あ、今回はこんなん頼んでたな」と思い出す。今晩は魯肉飯と魚介の春雨炒めにするつもりだったようですね。

夕飯を作る当事者でありながら献立の決定に他人事感が味わえて良い。

冷凍食材やアイスも届いたが入れる前から既に冷凍庫がパンパンだ。今晩食べる用の冷凍のご飯やら保冷剤を出してスペースを作り、無理やり詰め込んだ。

仕事を終え、息子を迎えに行く。園の駐車スペースの脇にたんぽぽが咲いており、綿毛を飛ばしている女の子が居た。車からお父さんに呼ばれると、いくつか綿毛のたんぽぽを摘んでから乗車していった。
もし女の子のいたずら心が疼き、車内で綿毛を飛ばしたりしたら大変だろうな・・と勝手な想像をする。

帰宅し、夜。寝室に入るとなんとなく暑かったので窓を開ける。それと同時に激しく蛙の鳴き声が聞こえてくる。窓を閉めていると何も聞こえないので防音効果の高さを感じる。

私が育ったのは漁師町で近所に田んぼが無かった。なので夜はいつでも静かなものだった。
ほど近くに田んぼがある今の家に越してきて初めて、田んぼに水が入った後の蛙の鳴き声の激しさを知った。

ケロケロ、ゲロゲロ。なんて生易しいものではない。薄暗くなると、田んぼの前を歩くのが怖くなるくらいの圧。ガーガー、ゲーゲー。鳴き声が分厚い壁になって襲ってくるよう。
その音の壁をよく聞くと色々な種類の鳴き声が混ざり合っており、田んぼの中にはおびただしい数の蛙がいるのだな・・ということを感じて怖い(蛙が苦手です)

しかし、この家で迎える7度目の夏。蛙の大大大合唱も慣れてきたもので「家の中から聞く分にはまあ良いものだ」と季節の移りを感じながら眠りにつく。

数十分後、普通にうるさくて目が覚めたので窓を閉めて寝た。

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