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言質を取ったらすぐ実行

息子はとにかく野菜を食べないのである。
彩りとしてちょっと添えられているネギなども丁寧に取ってやらないと口を付けないし、焼きそばなど麺類に入っている野菜も一切許さないという姿勢。
食事の時間が嫌いになってしまったら困るなと、野菜を食べなさいとはあまり強く言わないようにしているが大きな悩みの種だ。

そんな息子も、野菜ジュースは飲んでくれる。
ここで野菜を摂らせねば!と小松菜やにんじん、時にはピーマン(爽やかで意外と美味しいんです) やらに牛乳、バナナなど加えたジュースを毎朝せっせとミキサーで作っては飲ませていた。

そんな頼みの綱とも言える野菜ジュースを飲まなくなってしまった。

きっかけは先日作ったメロンジュース。十分甘くしたので大人が飲む分には美味しかったのだが、メロンの瓜っぽい香りが息子は嫌だったようで拒否していた。それ以来、いつもの野菜ジュースも警戒して飲まなくなってしまったのだ。

息子が野菜ジュースを飲まなくなってしまったんだよお、どうやって野菜を摂らせれば と朝から騒いでいると「普通の甘いバナナジュースから飲ませてみれば?」と旦那。
バナナジュースから始めて、少しずつ野菜を入れていけばいいという作戦。

「息子~ バナナジュース飲む?」と旦那が尋ねると飲むと息子。では作ってみましょうかと冷蔵庫を開けると牛乳が僅かしか無い。

牛乳が無いので買い物の後で作ります・・と私がしょんぼりしていると「こういうのは言質取ったらすぐ実行した方がいい。息子、牛乳買いに行くよ!」と威勢よく出かけていった。

息子に対して言質を取るて。そして朝から元気だな。

買ってきてくれた牛乳で野菜なしのバナナジュースを作ると、息子は久しぶりに手作りジュースを飲んでくれた。やったね。

いつものスーパーへ食材を買い足しに行き、その後出かける。旦那がゴルフの練習に行くと言うので一緒に車に乗っていく。ゴルフの練習場の近くにショッピングモールや公園があり、そこで息子と遊ぶ算段だ。

ショッピングモールを息子とぶらぶら歩き、公園へ向かう。公園までは少し距離があり、太陽が元気な時間に歩くのは結構堪える。歩いていると途中にトイザらスがあったので涼みに入る。

大きいおもちゃ屋に喜び、見本として置いてあるおもちゃで延々と遊んでいる息子。旦那の練習が終わるまで時間がある上、この暑さで長時間公園に居るのも辛いなと思いとことん付き合うことにする。
周囲を見ると、延々と遊び続ける子どもとそれを見守る親のペアがそこらじゅうに居る。同志よ。

遊んでいると「ジェフリーくんと写真を撮りませんか」と、トイザらスのキャラクターのキリンの着ぐるみが歩いてきた。
その着ぐるみの背丈が3メートルくらいあり、私も少しギョッとする。

着ぐるみが苦手な息子はきゃあ!と悲鳴を上げ私の後ろに隠れてしまった。

その後も近くをうろうろし続けるキリン。息子はキリンの姿を見たくなさと遊びたさの間で戦っていた。最終的に片手で目をふさぎながら遊び始めた。

時間を潰させてもらったお礼にトミカを購入し、やっと公園へ向かう。

公園では滑り台を何度も滑って遊んだ。ブランコに乗ると足元が少しぬかるんでおり靴底に泥が付く。すると「靴が汚れちゃった」と履くことを拒否する息子。
泥を落としてやったり説得するも折れず、結局抱っこで車まで連れていく。私の方が良い運動になっている。

帰宅し、大急ぎで作ったカレーが上手くできて満足した。冷凍庫で眠っていた里芋を入れたら良い仕事をしてくれた。

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